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「CEATEC 2021」オンライン開催に。幕張メッセ見送り

JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)は、2021年10月19日~22日実施予定の「CEATEC 2021」(シーテック 2021)について、オンラインのみで開催すると発表した。当初は幕張メッセとオンラインを組み合わせた開催形式だった。詳細は6月中旬に改めて発表する予定。

開催形式の変更についてJEITAは、新型コロナウイルス感染症の影響が日本国内においても予断を許さない日々が続いている事や、首都圏における緊急事態宣言等が6月20日まで延長された事を挙げ、「来場者、出展者ならびにCEATECに関わるすべての皆様の安全を最優先に考慮した結果、4日間で約15万人の来場者を迎えるCEATECにおいて、本年は、安全・安心な環境のもと、幕張メッセにて来場者と出展者が積極的な交流を図る環境を用意することが難しいと判断しました」としている。

なお今年は、「来場者と出展者とのコミュニケーションをより拡充した形で、ニューノーマル社会の未来を考え、共に歩み、テクノロジーを活用した共創を実現するための企画を、昨年より進化したオンラインプラットフォーム上にて展開」するという。

CEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は「リアルとオンラインをシームレスに統合することで実現する新たなCEATEC体験の拡張を目指し、CEATEC 2021の準備を進めてきましたので、幕張メッセでの開催を見送らざるをえないことは大変残念ですが、皆様の安全を第一に考えた上での決定にご理解をいただけますと幸いです。CEATECは業種・業界を超えて幅広い人々が集結して、これからの未来社会や暮らしを考える共創の場です。ニューノーマル社会を見据えたうえで、リアル開催の優位性をも取り込む新たなオンライン開催に重点を置き、『CEATEC Toward Society 5.0 with the New Normal(ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC)』として、本年のオンライン開催を実現したいと考えています。ご期待ください」とコメントしている。