ニュース
ソニー、Crystal LEDを使ったバーチャルスタジオや360度空間キャプチャ
2020年10月20日 15:23
ソニーは、開催中の「CEATEC 2020 ONLINE」において、Crystal LEDディスプレイを使った「バーチャルプロダクション」や、自宅に映画スタジオの環境を再現する音声技術「360 Virtual Mixing Environment」など、同社の最新技術を紹介するビデオ12本を公開した。ブースにアクセスするには、CEATECへの来場登録が必要。
ソニーブースでは、高画質、高音質、3次元の視聴体験をもたらす“リアリティ/Reality”、医療やモビリティなど幅広い分野にも価値を生み出す“リアルタイム/Real time”、人と人、人とモノを遠隔でつなぐ“リモート/Remote”を掛け合わせた3Rテクノロジーを取り上げ、それらの事例をビデオで紹介している。
エンタテインメント分野での活用事例として、スタジオ内に設置したCrystal LEDディスプレイに背景などを表示し、デジタルセットとして撮影する映像制作技術「バーチャルプロダクション」や、ヘッドフォン1つでサウンドクリエイターが制作に使用するダビングステージの音声を高精度に再現する「360 Virtual Mixing Environment」などをアピール。
また実世界空間をまるごと3次元デジタルデータ化し、後から自由に視点を動かして視聴できる「ボリュメトリックキャプチャ」や、HDR対応の4K有機ELディスプレイを搭載し、8K/360度動画のデコード性能を備えたXperiaを使った高品位な没入体験、先日発表した「Spatial Reality Display(空間再現ディスプレイ)」などを紹介。
ほかにも、スポーツの可能性を広げるホークアイの画像解析技術とトラッキングシステムや、AI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサーなどの事例を見ることができる。