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Blueマイクロフォンズ、約2.5万円からの宅録用XLRマイク3機種

「Blue XLRシリーズ」 左から「Spark SL」「Bluebird SL」「Baby Bottle SL」

ロジクールは、Blueマイクロフォンズブランドより、宅録用・ミュージシャン向けコンデンサーマイク「Blue XLRシリーズ」3機種を7月15日より発売する。価格はそれぞれオープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は、「Spark SL」が24,970円前後、「Bluebird SL」が32,780円前後、「Baby Bottle SL」が43,780円前後。

カスタムのコンデンサーカプセルを搭載したXLRのコンデンサーマイク。それぞれ異なるサウンドキャラクターを備えており、Spark SLは“自然でバランスのとれた透明感のある音”、Bluebird SLは“高音域を強化してクリアでモダンな音”、Baby Bottle SLは“高周波数をカットして丸みを帯びたビンテージ調の暖かな音”を特徴としている。

Spark SL
Bluebird SL
Baby Bottle SL

PCと直接接続して使用できるUSBマイクとは異なり、別途ミキサーやオーディオインターフェイス、XLRケーブルを用意してPCに接続する必要があるが、ポッドキャストからボーカル、楽器演奏の収録まで様々な場面においてプロクオリティのサウンドが得られる。

カプセルサイズはSpark SLが26mm、Bluebird SLとBaby Bottle SLが34mm。それぞれの特徴を再現するために異なる部品を使用しているため、価格に差があるが、「音の善し悪しを決める基準ではないため、自分の声質にあったマイクを選んで欲しい」としている。

Detailed, Transparent Sound for Your Studio | Spark SL
The Studio Mic of Choice for Modern, Crystal-Clear Sound | Bluebird SL
Classic Vocal Presence with Baby Bottle SL, Featuring Sara Niemietz

本体には100Hzのハイパスフィルターと20dBの減衰パッドのスイッチを搭載。迫力のある歌声や、大音量のギターアンプ、ドラムなどのレコーディングのほか、低音ノイズが気になるときなどに使える。

ロジクールは、Blue XLRシリーズの発売開始時点のターゲット層について、自作の曲の配信やギター/キーボードの演奏収録を行なう宅録ミュージシャンからコミュニケーションを始めていくと説明。

「XLRマイクは音楽に最も適している」とし、オーディオインターフェイスの使用に精通している層から発信していき、YouTuber、ポッドキャスター、ゲーミングストリーマーなどに広げていくとしている。

周波数特性は各20Hz~20kHz。マイク感度はSpark SLが34.9mV/Pa@1kHz、Bluebird SLが28.5mV/Pa@1kHz、Baby Bottle SLが39.8mV/Pa@1kHz。

SN比はSpark SLが73dB、Bluebird SLが82.3dB、Baby Bottle SLが83.2dB。ダイナミックレンジはSpark SLが119.6dB、Bluebird SLが126.3dB、Baby Bottle SLが123.2dB。

外形寸法/重量はSpark SLが220.5×45mm(直径×高さ)/336g、Bluebird SLが222.5×47.5mm(同)/455g、Baby Bottle SLが222.5×51.5mm(同)/410g。

Blue XLRシリーズの発売に伴い、初のソロアルバム「CULTICA」を全編宅録で制作するなど活躍の場を広げているOKAMOTO’Sのオカモトショウ氏が「Blueマイクロフォンズ」アンバサダーに就任。3機種をスタジオで試す様子を収録したインタビュー動画も公開した。

OKAMOTO’S オカモトショウ氏
OKAMOTO’S オカモトショウ氏 コメント

今回初めて「Blueマイクロフォンズ」のマイクを使ってみて、すごく良い音だと思いました。宅録で使うマイクの1つの選択肢として「Blue XLRシリーズ」があると、色々と幅が広がると思います。

実際に歌い比べてみて、3本ともタイプが違うことがわかりました。僕には「Bluebird SL」が圧倒的に相性が良く、歌いながらでも自分の声に合っていることがわかりました。「Baby Bottle SL」も僕の声との相性が結構良かったのですが、今回歌ったソロシングル「GLASS」には「Bluebird SL」が合っていました。

「Spark SL」は僕より高い声の人だとどのように聞こえるか、楽しみになりましたね。きょうは「Bluebird SL」が合っていましたが、自宅での録音や、曲によっても変わってくると思うので、面白いと思います。

歌を録る人ならわかると思いますが、声との相性次第でマイクの良さは変わってきます。宅録は、思い付いたその時にパッと録れるのがいいところです。「Blue XLRシリーズ」は声の処理をせずとも、挿せばいい音が録れるので、宅録に使いやすいマイクだと思います。

PV
インタビュー動画