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Sonos、ペットボトル大のスマートスピーカー。「これこそSonos初のポータブル」

ペットボトル大の「Sonos Roam」(シャドーブラック)

Sonosは8月18日、Wi-FiとBluetoothに対応し、屋内外で利用できるポータブルスピーカー「Sonos Roam」を発表した。8月20日からSonos公式サイトとヨドバシカメラで先行予約を受け付け、30日に先行発売する。そのほかの販売店では9月30日に発売予定。価格は23,800円。カラーはシャドーブラック、ルーナーホワイトの2色。

海外では3月に発表されていたポータブルスピーカーで、Wi-FiとBluetoothに同時接続することで、どこからでもシームレスにストリーミングを楽しめるのが特徴。自宅ではWi-Fi経由でSonosシステムに接続し、外出先ではBluetoothに切り替わり、モバイル機器と自動的にペアリングされる。

Sonosはバッテリー内蔵の持ち運びできるスピーカーとして「Sonos MOVE」も発売しているが、MOVEは重さ3kgなのに対し、今回のRoamは430gと軽量なため、Sonos Japanの瀬戸和信カントリー ジェネラル マネージャーは「500mlのペットボトルとほぼ同じ大きさなので、これこそSonosとして初めてのポータブルスピーカー」と位置づける。

またSonosの最高営業責任者、マシュー・シーゲル氏は「日本はSonosにとって、もっとも成長が速い地域。これからの成長にも期待している。世界的に活動が再開されるなかで、自宅だけでなく旅先にも持ち歩きたいというニーズが高まるはず。Roamは日本の住まい、どんな大きさの家にも最適だ」としている。

縦置き、横置きの両方で利用できる

本体は丸みを帯びた三角形フォルムで、縦置き時は場所を取らず、横置き時は野外でも安定して使用できる。本体にマイクを内蔵し、本体が置かれている環境に合わせて音質を微調整するチューニング機能「Trueplay」を利用可能。加速度センサーも内蔵するため、持ち歩きを検知すると自動でチューニング機能が動作する。

新たに「Sound Swap」機能を搭載。スピーカーの再生/一時停止ボタンを長押しすることで、再生中の音楽を一番近くにあるSonosシステムのスピーカーに切り替えて再生できる機能で、聴いていた音楽を帰宅時も流し続けることができる。

また、Sonos RoamをBluetoothでストリーミング中、Sonosアプリを使用してSonosスピーカーとグループ化すると、シームレスな接続で、BluetoothストリーミングをSonosシステム全体で楽しむことも可能。Sonosアプリによる操作のほか、Amazon Alexaを使用した音声操作、Apple AirPlay 2、お気に入りの音楽配信サービスのアプリからの直接操作にも対応した。日本国内では80以上の音楽ストリーミングサービスを利用できる。

軽量設計ながら、IP67準拠の防水防塵仕様。従来製品では静電容量式のボタンを採用していたが、Roamでは物理ボタンを採用した。これは頻繁に持ち歩くことや、プールサイドなど濡れやすい環境での使用を想定したためという。バッテリーは1回のフル充電で最長10時間の連続再生が可能。

本体パッケージは環境に配慮し、プラスチック材は使用せず、100%再生可能な紙のみを使用。インクの使用量も必要最低限に抑えた。

外形寸法は168×62×60mm。充電は付属のUSB Type-Cケーブルのほか、Qi規格のワイヤレス充電にも対応。オプションとして専用ワイヤレスチャージャーも用意される。価格は6,480円。