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iFi、パーツをハイグレード化した「Pro iDSD/ iCAN Signature」

「Pro iCAN Signature」(上)と「Pro iDSD Signature」(下)

トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audioより、フラッグシップUSB DACの後継機となる「Pro iDSD Signature」と、同じくフラッグシップヘッドフォン/プリアンプの後継機「Pro iCAN Signature」を、10月15日に発売する。価格はPro iDSD Signatureが462,000円、Pro iCAN Signatureが308,000円。

iFi独自の技術を惜しみなく投入したフラッグシップモデル「Pro iDSD 4.4」と「Pro iCAN」の後継機。前モデルの特徴はそのままに、さらに音質をプラッシュアップする改良が加えられている。後継機登場に伴い、Pro iDSD 4.4とPro iCANは流通在庫のみ、順次出荷完了となる。

「Pro iDSD Signature」本体正面

Pro iDSD Signatureでは、コンデンサーをはじめとした電源供給部パーツのアップグレードにより、システム全体のノイズを300%低減。同ブランドのフラッグシップ電源「iPower Elite」と、アルミニウム製リモコンが付属する。

「Pro iDSD Signature」本体背面

768kHzまでのPCMと、DSD 1024、352.8kHzまでのMQA、DXD、double-speed DXD(2xDXD)の再生に対応。入力はUSB、XLR、同軸/光デジタル、BNCを搭載。LAN端子やWi-Fi、micro SDカードスロットも備える。

「Pro iDSD Signature」の入出力部

出力は6.3mmの標準ヘッドフォン、3.5mmステレオミニ、4.4mmのバランスを各1系統搭載。外形寸法は213×220×63mm、重さは1,980g。

「Pro iCAN Signature」本体正面
「Pro iCAN Signature」本体背面

Pro iCAN Signatureは、回路の最適化と同時に搭載パーツのさらなるハイグレード化も実施。電源部もアップグレードされ、ノイズと歪みが低減された。出力バッファー部の真空管は手選別される。

「Pro iCAN Signature」の入出力部

前モデルでは2.5mmバランス出力端子を備えていたが、後継機のPro iCAN Signatureでは4.4mmフルバランス出力に変更された。3.5mmステレオミニ、3ピン/4ピンのXLRバランスと、6.3mmm標準ヘッドフォンのコンボジャック(シングルエンド/バランス)を2系統備える。

Pro iDSD Signatureと同様、フラッグシップ電源のiPower Elite、アルミニウム製リモコンが付属。再生周波数帯域は0.5Hz~500kHz。出力はバランス接続時で14,000mW(@16)、アンバランス接続時で4,800mW(@16)。入力はXLR、RCA×3。外形寸法は213×193×63mm、重さは1.93kg。

アルミニウム製リモコン