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ヤマハ、一部AVアンプの“4K120p基板交換対応”は予約制。10月中旬頃から

AVアンプ「RX-A2A」

ヤマハミュージックジャパンは29日、AVアンプ「RX-V4A」「RX-V6A」「RX-A2A」における次世代ゲーム機およびグラフィックボードとの互換性に関する情報を更新。今年5月に案内していた無償の基板交換対応を、10月中旬頃から予約制で行なうことを明らかにした。

既報の通り、同社AVアンプ「RX-V4A/V6A/A2A」は、Xbox Series XとNVIDIA GeForce RTX30シリーズからの4K120Hz信号を入力すると、映像や音声が出力されない問題が判明。無償で基板交換対応を行なう旨と、申込方法などの詳細を9月頃にWebサイトで案内するとしていた。

今回アナウンスされたのは、申込と受付開始の日程。申込については、「世界的な半導体不足の影響により基板の供給量が流動的となっている」こと、また「利用者からの製品預かり時間を少しでも減らす」ため、予約制にするという。また予約受付けの開始は、10月中旬ごろを予定。開始日、方法等につきましては改めてWebサイトで案内する。

基板交換は開始月から24カ月間無償で実施。「当サービスをご希望のすべてのお客様へ速やかにサービスが提供できるよう取り組んでまいります」とコメントしている。

「RX-V4A」(左)と、「RX-V6A」

なお、Xbox Series XやNVIDIA GeForce RTX30 シリーズを4K120Hz映像信号で使用しない場合は基板交換を行なう必要はない。今回対象のAVアンプは現時点で4K60HzのHDR信号に対応しており、多くのゲーム機器で通常通り使用可能とのこと。

また、対象のAVアンプはeARCに対応しているため、テレビとソース機器を直接接続し、音声信号をeARCでAVアンプに出力することで4K120Hzの映像を楽しむことができる。

さらに、8月より順次発売中のAVアンプ「RX-A4A」「RX-A6A」「RX-A8A」では上記問題は発生しない。基板交換の必要はなく、将来のファームウェアアップデートのみでHDMI2.1規格の映像を楽しむことができるとしている。