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BLUESOUND、HDMI搭載ネットワークプレーヤー「NODE/POWERNODE」

左から「NODE(N130)」と「POWERNODE(N330)」

PDNは、BLUESOUNDの新製品として、ネットワークプレーヤー機能を備え、HDMI入力も搭載した「NODE(N130)」と、NODE(N130)と同様の機能を持ちつつ、パワーアンプも搭載し、スピーカーを直接ドライブできる「POWERNODE(N330)」を12月中旬に発売する。カラーはブラックとホワイトの2色。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はNODE(N130)が8.5万円前後、POWERNODE(N330)が13万円前後。

いずれも、BluOSを採用したネットワークプレーヤー機能を備え、Amazon Music HD、Tidal、Spotify、Deezerなどの再生が可能。MQAにも対応し、BluetoothやAirPlay 2もサポートする。

左から「POWERNODE(N330)」、「NODE(N130)」

2機種共通の進化点

2機種に共通する前モデルからの進化点として、搭載DACを従来のシングルエンドから、ディファレンシャル出力に強化。SN比や歪み率を大幅に改善した。搭載DACチップは、従来の「NODE 2i」がPCM5122だったが、新モデルNODE(N130)はPCM5242を採用。POWERNODE(N330)のDACは、「POWERNODE 2i」と同じPCM5242だが、シングル出力からディファレンシャル出力になっている。

さらに2モデルとも、プロセッサーを強化。従来のシングルコア1GHzから、クアッドコア 1.8GHzと大幅にパワーアップ。「現時点ではオーバースペック」というほどの性能で、8倍の高速化を実現。BluOSにより、将来的にアップデートで機能強化が可能なのが特徴だが、プロセッサーを強化した事で将来のアップグレードにも余裕をもって対応できるとする。

プロセッサー強化により、アプリを使った楽曲検索や、アルバムジャケット表示などがよりサクサクに

デザイン面では、天面に搭載しているボタンがLEDタッチコントロールタイプになった。通常は黒い鏡面仕上げのプレートに見え、何のボタンも表示されていないが、近接センサーを備えているため、手を近づけるとボリュームスライダーと5点のプリセットボタンが浮かびあがるようになっている。

左から従来のNODE 2i、新モデルNODE(N130)
手を近づけるとボリュームスライダーと5点のプリセットボタンが浮かびあがる

筐体の仕上げは従来のソフト仕上げから、サテンペイントに変更。どんなインテリアにもシームレスに溶け込み、掃除も容易になったとする。

NODE(N130)の進化点

NODE(N130)

DAC以外の大きな進化点は、eARC対応のHDMI入力を新たに搭載した事。テレビなどとの連携が可能になった。その他の入力端子は、光デジタル/アナログ兼用入力を装備する。

NODE(N130)

出力端子は、光デジタル、同軸デジタル、USBオーディオ出力、RCAのアナログ出力、サブウーファー出力を各1系統備える。なお、USBオーディオ出力は今後のソフトウェア・アップデートにより対応予定。ヘッドフォン出力も備える。

NODE(N130)
背面端子。HDMI入力を備えている

前モデルのUSB-A端子は入力専用だったが、新モデルではUSBを介して外部DACにデジタルオーディオ(USB Audio 2.0)を転送できる。

外形寸法は220×146×46mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.09kg。

POWERNODE(N330)の進化点

POWERNODE(N330)
POWERNODE(N330)

出力は、サブウーファー出力と、スピーカーターミナル、ヘッドフォン出力を装備。入力は、eARC対応のHDMI、光デジタル/アナログ兼用入力。

【お詫びと訂正】記事初出時、“光デジタル、同軸デジタル、USBオーディオ出力”があると記載しておりましたが、搭載しておりませんでした。お詫びして訂正します。(12月6日16時)

パワーアップしたHybridDigitalのパワーアンプを搭載。出力は80W(8Ω)と 従来モデル177%の大幅パワーアップを実現した。

IRリモート学習機能、IR入力も装備。外形寸法は220×190×70mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.72kg。

POWERNODE(N330)
左からPOWERNODE 2i、POWERNODE(N330)

音を聴いてみる

どちらのモデルもヘッドフォン出力を備えているので、ヘッドフォンで聴き比べると、音の進化具合がよくわかる。

従来モデルから、DACをディファレンシャル出力に強化しているのが大きな特徴だが、これにより2モデルとも、SN比が進化し、音場が拡大。そこに出てくる音も、音圧がパワフルかつ、音像の輪郭もよりシャープになったと感じる。

バランスとしては上から下までニュートラルで、色付けも少なく、付帯音も抑えられている。この印象は前モデルまでのものだが、新機種ではそれを維持しながら、パワフルさ、クリアさに磨きをかけたモデルと言えそうだ。