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ビクター/JVCの民生用ビデオカメラ、生産終了

2022年3月期第3四半期の決算説明資料より

JVCケンウッドは1日、JVC/ビクターブランドから、国内ではEverio(エブリオ)の愛称で展開してきた民生用ビデオカメラの生産を2021年10月で終了したと発表した。同社の民生用ビデオカメラは、1984年度~2021年度にかけて累計出荷台数約3,600万台を記録している。

スマートフォンやアクションカメラの台頭や、デジタルカメラの動画撮影機能の向上などで、ビデオカメラ市場が急速にシュリンクしている事などが響いた。

JVCケンウッドは生産終了について、「事業ポートフォリオ改革の一環」と説明しており、今後、ビデオカメラの開発で培った高精細・高画質を実現する映像技術やノウハウなどのリソースは、プロジェクターやリモートカメラ、ドライブレコーダーといった成長事業にシフトしていくという。また、業務用のビデオカメラは継続する。

記録媒体に1インチHDDとSDメモリーカードを採用した小型MPEG-2カメラ「GZ-MC200」と「GZ-MC100」
家庭用ビデオカメラとして世界で初めて、フルHD記録を現した“Everio”「GZ-HD7」