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KEF、リニューアルした「The Reference」。吸音技術「MAT」投入
2022年2月21日 16:00
KEFは、ハイエンドスピーカー「The Reference」の新モデルを発表した。3ウェイ・フロアスタンド型2モデルと、3ウェイ・ブックシェルフ型ブックシェルフ型1モデル、LCRスピーカーとして使える3ウェイ・センタースピーカー2モデルで構成され、同社の“音のブラックホール”「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」が盛り込まれている。価格はフロアスタンド型が195万8,000円(ペア)から、ブックシェルフ型が108万9,000円(ペア)、センタースピーカーが88万円(1台)から。
具体的な価格は次のとおり。仕上げは3種類のキャビネット仕上げと5種類のドライブユニットカラーの組み合わせで、合計5種類が用意される。
3ウェイ・フロアスタンド型
- 「Reference 5 Meta」 2,618,000円(ペア)
- 「Reference 3 Meta」 1,958,000円(ペア)
3ウェイ・ブックシェルフ型
- 「Reference 1 Meta」 1,089,000円(ペア)
3ウェイ・センタースピーカー
- 「Reference 4 Meta」 1,122,000円(1台)
- 「Reference 2 Meta」 880,000円(1台)
ラボで管理されている基準値と0.5dB以内の誤差しかないことから名付けられた「The Reference」シリーズの新モデル。複雑な迷路のような構造を持ち、ドライバー裏側からの不要なサウンドを削減するという吸音技術「MAT」を導入した第12世代Uni-Qドライバーを採用。「音量に関係なく、常に美しく、明瞭で叙情的な高音を再生することが可能」という。超低歪の新設計ミッドレンジボイスコイルにより、中域の高調波歪を下げ、熱圧縮を削減、効率も向上した。
ミッドレンジホーンやサラウンドの輪郭はすべてコンピュータで最適化。KEFの特許技術であるタンジェリンウェーブガイドテクノロジーが、自然の音場と均一な広がりを再現するために空気の流れを管理するという。ベース・ドライバーは、巨大なベント付きマグネット・アセンブリ、大型アルミニウム・ボイスコイル、軽量で剛性の高い合金コーンを採用。クリーンで豊かで、明瞭な低音再生も実現した。
キャビネットは有限要素解析により、側面からの二次放射を最小化するための理想的な形状とブレーシング形状を採用。わずかな振動を熱に変えるために、制振材を使用した拘束層減衰素材も使われている。ハイグロスやペアマッチのリッチなウッドで仕上げられ、回折効果による異常を排除するために設計された特徴的なフロントバッフルを引き立てる。