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LG、壁から約22cmで100型の4K超短焦点レーザープロジェクター
2022年2月23日 11:30
LGエレクトロニクス・ジャパンは、webOSを搭載した超短焦点4Kレーザープロジェクター「HU715QW」を3月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は390,000円前後。カラーはホワイト。
プロジェクターシリーズ「LG CineBeam」の新モデルで、壁から約12cmの距離で80型、約22cmで100型、約32cmで120型の大画面投写ができる4K対応の超短焦点プロジェクター。100型の大画面でも本体と合わせて壁から約53cmのスペースがあれば設置できる。方式はDLPで、表示解像度は3,840×2,160ドット。
レーザー光源を採用し、美しい映像を実現。カメラの「絞り」のように、周囲の環境光に応じてIris(虹彩)を開閉して、映像の明るさを最適に調整する「ブライトネスオプティマイザー」や、HDR映像ソースのコマごとのメタデータに従って映像を最適化する「ダイナミックトーンマッピング」、レーザーの出力を映像のフレームごとに調整し、シーンに合わせた明暗差を再現する「アダプティブコントラスト」などを利用できる。
そのほか疑似フレームを挿入して動きを滑らかにする「TruMotion」や、低解像の映像を高精細に表示する「Super Resolution」、映画ならではの魅力をありのままに表現することを目的とする「Filmmaker Mode」も搭載した。
HDRは、HDR10のほか、HLG、HDR対応ゲームコンテンツの安定した表示のガイドラインを定めたHGiGに対応し、さまざまなジャンルのフォーマットを再生できる。輝度は2,500 ANSIルーメン。コントラスト比は2,000,000:1。縦は上端、中央、下端の3列、横5列の計15カ所のポイントの歪み補正ができる「15ポイントエッジ調整」も利用可能。出力20W+20Wのステレオスピーカーを内蔵する。
入力はHDMI 2.1が1系統、HDMI 2.0が2系統。USB2.0×2や光デジタル出力×1を備える。ヘッドフォン出力は非搭載だが、Bluetooth経由で音声出力ができる。内蔵スピーカー+外部スピーカーの組み合わせでサラウンド環境を構築でき、Dolby Atmosとの互換性もあるため、臨場感を演出する立体音響を実現する。
Wi-Fiに対応し、webOSのインターネットブラウザやVODアプリを使用して、そのまま映像を楽しめる。有線LANも接続可能。モバイルデバイスと同一のネットワークに接続すれば、専用アプリ「LG ThinQ」で、スマホを簡易リモコンとして使うことができる。MiracastやAirPlay 2といった画面共有機能も利用可能。
消費電力は350W。外形寸法は突起部を含めて533×315×157mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11.1kg。