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LG、レーザー+2ch LED光源の4Kプロジェクター。約30万円
2022年2月7日 17:30
LGエレクトロニクス・ジャパンは、光源にレーザー+2ch LEDを採用し、コンパクトサイズながら最大300インチの投写ができる4Kプロジェクター「HU710PW」を、2月下旬に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は30万円前後。
プロジェクターシリーズ「LG CineBeam」の新モデル。光源に青色レーザーと赤・青LEDのハイブリッド型ランプを採用し、青色レーザー+緑の蛍光体によって、鮮やかな緑を再現、4K画質にふさわしい明るさと色彩表現を実現したという。従来のDLPのカラーホイール方式と比較し、弱点だった経年的な色の変化、レインボーノイズも軽減することで「ピュアなRGBカラー」を再現する。
投写画面解像度は3,840×2,160ドット、投写画面サイズは40~300インチ、明るさは2,000 ANSIルーメン。コントラスト比は2,000,000:1。HDRはもっとも普及している「HDR 10」、テレビ放送向けの「HLG」、HDR対応ゲームコンテンツの安定した表示のガイドラインを定めた「HGiG」に対応する。
水平方向24%、垂直方向60%までのレンズシフトに対応しており、設置後でも画面配置の調整ができる。最大1.6倍のズームも可能。縦は上端、中央、下端の3列、横5列の計15カ所のポイントの歪み補正が可能で、壁面の凹凸や角度によって、投写映像が歪んでしまう場合でも、安定した形状で映像を表示できる。
HDR映像ソースのコマごとにメタデータに従い、映像を最適化する「ダイナミックトーンマッピング」や、カメラの“絞り”のように周囲の環境光に応じてIris(虹彩)を開閉して、映像の明るさを調整する「ブライトネスオプティマイザー」、レーザーの出力を映像のフレームごとに合わせて、明るさやコントラスト比を調整し、シーンに合わせた明暗差を再現する「アダプティブコントラスト」といった機能を利用可能。
さらに疑似フレームを挿入して動きを滑らかにする「TruMotion」や、低解像の映像を高精細に表示する「Super Resolution」、映画ならではの魅力をありのままに表現することを目的とする「Filmmaker Mode」も搭載する。
HDMI入力は、HDMI 2.1が1系統、HDMI 2.0が2系統。eARC、CEC、ALLMに対応する。光デジタル出力や、USBポート、LAN端子も装備。Wi-Fi、Bluetoothも利用できる。
OSはwebOS6.0で、インターネットブラウザやVODアプリを使ってYouTubeやNetflix、Amazon Prime Video、Disney+などを楽しめる。
出力5W+5Wのスピーカーを内蔵。Bluetoothヘッドフォンなどとワイヤレス接続ができるほか、内蔵スピーカー+外部スピーカーでサラウンド環境を構築できる。Dolby Atmosとの互換性もあるため、臨場感を演出する立体音響を実現できる。モバイル端末とBluetooth接続すれば、プロジェクターをBluetoothスピーカーのように使うこともできる。
モバイル端末と同一のネットワークに接続すれば、専用アプリ「LG ThinQ」を使用することで、スマホを簡易リモコンとして使用可能。Miracast、AirPlay 2といった画面共有機能も利用できる。
付属のリモコンは、暗い場所でもキーが見やすいマジックライティングリモコン。主に暗い部屋で観るプロジェクター専用として、ボタンが光るようになっている。
消費電力は最大210W、外形寸法は259×390×129.2mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約6.5kg。電源コードやAC-DCアダプターなどが付属する。