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安彦監督「ガンダムを映像で作るのは、これが最後」。ククルス・ドアン特別映像
2022年4月18日 12:01
6月3日に公開される映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」より、安彦良和監督とアムロ・レイ役を演じた古谷徹、ククルス・ドアン役の武内駿輔が思いを語る特別映像と、地球連邦軍、ジオン公国軍それぞれのキャラクター設定画、メカ設定画が公開された。
特別映像は、新たな劇中シーンや3月9日に行なわれた「ザクの日スペシャル会見」の様子を収めたもの。「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙」の劇場公開から40年を経て、ふたたびアムロの声を演じる古谷は「40年ぶりに15才のアムロを演じることができて、こんなに嬉しいことはない!」と、ガンダムとアムロの物語がスクリーンに舞い戻る嬉しさをアムロの名言とともに表現。
またドアン役の武内は、最新アニメーション技術を駆使した本作に対して「2D、3Dがどっちもあることによって生まれる熱量みたいなものを感じ取ることができましたね」と絶賛。安彦監督は「愛が溢れている部分が随所にあります。それをお楽しみいただければと思います」と微笑んだ。
続く映像には、「機動戦士ガンダム」(ファーストガンダム)を当時観ていたファンには懐かしさがこみ上げるようなWBクルーの仲睦まじい場面や、先日解禁された映画版の新要素であるドアンと一緒に暮らす子どもたち20人の姿が収められており、長きに渡り愛され続けてきたガンダムの歴史を改めて感じつつ、安彦監督にしか作れないガンダムの世界観を味わえる仕上がりが見て取れる。映像の最後では安彦監督が「思い残すことはないので、ガンダムを映像で作るのは、これが最後」ともコメントを残している。
この特別映像は全国の公開劇場(一部を除く)でも特別幕間映像として、4月15日から放映中。
あわせて公開されたキャラクター設定画、メカ設定画は新たにアムロが所属する地球連邦軍、ドアンが過去に属していたジオン公国軍それぞれのもの。いずれも物語の展開に欠かせない重要なキャラクターとなっている。
- ヨハン・イブラヒム・レビル(CAST:中 博史)
地球連邦軍の将軍。ゴップ元帥の指揮下となったホワイトベース隊を北方方面軍へ編入させるよう要請した。 - ゴップ(CAST:楠見尚己)
地球連邦軍元帥。
ジブラルタル攻略のためにラ・グランパ艦隊を率いてマ・クベ将軍との交渉を行う。ホワイトベース隊は彼の指揮下にある。 - エルラン(CAST:白熊寛嗣):地球連邦軍所属。階級は中将。
- 参謀(CAST:小西克幸):大反抗作戦に携わる参謀。ブライトに高圧的に接し、命令を振りかざす。
- マ・クベ(CAST:山崎たくみ)
ジオン公国軍の将軍。策士で、密かにある計画を発令する。 - ウラガン(CAST:保村 真)
マ・クベの副官。マ・クベにポイントCAの異変を指摘されたため、モロッコ戦線のサザンクロス隊を派遣する。 - RX-77-02 ガンキャノン
地球連邦軍の人型機動MS。カイ搭乗機にはキャノン砲、ハヤト搭乗機にはスプレーミサイル・ランチャーがそれぞれ装備されている。 - RGM-79 ジム
地球連邦軍の量産型主力MS。スレッガー機はアムロ捜索のためにセイラの搭乗するコア・ブースターと共に出撃する。 - ホワイトベース
ブライトが艦長を務めるアムロ達の母艦で、ジオン兵からは「木馬」と呼ばれている。 - ガンペリー
地球連邦軍の中型輸送機。機体中央にあるコンテナに最大2機の搭載が可能となっており、モビルスーツを空輸する。 - コア・ブースター
地球連邦軍の戦闘機。セイラが搭乗し、スレッガーのジムを乗せて出撃する。 - ゴップ専用艦(ラ・グランパ)
ゴップ元帥が座乗する巨大航空母艦。 - ファット・アンクル
ジオン公国軍が運用している巨大輸送機。サザンクロス隊のモビルスーツを運ぶのにも運用されている。 - ルッグン
ジオン公国軍の偵察哨戒機。