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'24年大河ドラマは紫式部「光る君へ」。吉高由里子主演

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(C)NHK

NHKは、2024年に放送する大河ドラマ第63作の概要を公開した。タイトルは「光る君へ」。平安中期に千年を超えるベストセラー「源氏物語」を書き上げた紫式部の人生が描かれる。主演は吉高由里子。脚本は大石静が務める。

武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。

平安はアクティブな時代で、男は仕事先や寺社、はては野山まで馬で馳はせ、女も自分の財産を持ち、家事のみならず、おでかけもすれば、宮仕えなどでキャリアを磨く。男女ともにいきいきとしたたたずまいは、現代に通じるものさえあるとしている。

そんな平安時代でも、他の多くの時代と同じく、女性に学問は不要といわれていたが、主人公の紫式部は、その中で自らの知性と感性、そして努力によって、壮大で精緻な恋愛長編「源氏物語」を書き上げた。

紫式部の「源氏物語」執筆に欠かせないひとりの男性が、藤原道長。ドラマでは紫式部が生涯心を寄せ、陰に陽に影響しあいながら人生をたどる、いわばパートナーとして登場する。

「紫式部は、藤原道長は、そして周りの人々が何を思い、懸命に生きていたのか。彼女/彼らの心に想おもいを馳はせながら楽しく見られる、華やかな絵巻を紡いでいきます」としている。

タイトルの「光る君へ」は、源氏物語の主人公 光源氏が原文で「光る君」と書かれていることから来ている。その光源氏のモデルとして有力なひとりが藤原道長。我が手で生み出した、かけがえのない「源氏物語」、そしてドラマ全編を通じて、ときに惹ひかれ、ときに離れ、陰に陽に強く影響し合うソウルメイト「藤原道長」への、紫式部の深くつきることのない想いを表しているという。