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ハイセンス新CMの綾野剛、TV新モデルは「“色彩”の領域に進化」

ハイセンスのブランドアンバサダーを務める綾野剛

ハイセンスジャパンは6月2日、東京都内で新製品発表会を開催。2020年からブランドアンバサダーを務め、新CMにも起用された俳優の綾野剛が登壇し、撮影を振り返ったほか、「驚く部分はたくさんあるですが、そのなかでもやはり色彩」と新製品の魅力を語った。

同社は2022年のテレビ新モデルとして、ミニLED+量子ドットを採用した4K液晶モデル「U9H」シリーズと、ネット動画も手軽に高画質で楽しめる4K液晶モデル「U7H」シリーズを発表。6月下旬から順次発売する。

特にU9HシリーズはミニLED+量子ドットによる色彩表現が特徴で、「その色は、見えないものまで映し出す」をスローガンとしてマーケティングを展開。新CMでは、綾野が五感をフルに使って、映像から味や香り、感触まで感じ取る様子を表現している。撮影は、光と影だけで演出されたシンプルな空間で行なわれ、光の当て方や映し方など詳細な部分まで丁寧に設計された現場だったという。

テレビ「見えないものまで映し出す」編50秒

完成したCMをチェックできていなかったという綾野は、「観るのを楽しみにしていました」と、この発表会で初めて完成したCMを視聴。「先進感とか、新製品の特徴である鮮やかさ、色彩などに本当に感動しました」と感想を明かしつつ、「現場に入った瞬間から『最高の作品を作り出そう』という、“チーム・ハイセンス”のみなさんの気持ちがすごく伝わってきて。それにとにかく応えなきゃという思いで撮影に臨んだのを覚えています」と撮影を振り返った。

「緊張感のある現場でしたね。その緊張感が(人を)萎縮させるようなものではなくて、本当に届けたいものを、みんなで、“ワンチーム”で考えるという。開発などいろいろなものを経て、最後にそれを表現する環境までたどり着いた人たちから出てくるもの、気概のようなものを感じながら撮影できたことも、最高の作品につながった要因じゃないかと思います。“チーム・ハイセンス”の思いを、テレビを通じて届けられると確信しています」

新モデルの特徴である発色の豊かさについては「驚く部分はたくさんありますが、そのなかでもやはり色彩。色というものに対して、(テレビの表現は)いけるところまでいっていると思っていました。色=解像度のような言葉でとどまっていたようなものが、本質的な黒、赤、青といった“色彩”の領域に進めるんだなと驚かされましたね」と語った。

「その場にいる臨場感を味わえる」と新モデルの映像を体験

「もともとスポーツを観るのが大好き」という綾野は、サッカー元日本代表という役を演じる日曜劇場(TBS系)のドラマ「オールドルーキー」を撮影中。そしてハイセンスはFIFAワールドカップ カタール2022の公式スポンサーを務めていることもあり、発表会ではテレビ新モデルでサッカーの映像も視聴。「スポーツ中継も、状況や事象だけでなく、選手の表情や感情まで、カメラで捉えるもののレンジが広がっていると思うんですよね。なので、スポーツ中継を観ていると、どんどん感情移入してしまいます。ハイセンスの新製品だと、よりその瞬間を体感できるのではと思います。(発色が)鮮やかなのに、チカチカしないじゃないですか。その場にいるような臨場感を味わえますね」と語った。

ちなみに綾野は、「小学校の頃にサッカーをやったことはありましたけど、それ以来一切触れてこなかった」といい、「実際にやってみると、こんなに難しくて奥が深い競技があったんだと思い知らされました。ボールを蹴るのがこんなに難しいんだと思っています」とドラマ撮影のエピソードも披露した。

綾野剛とハイセンスジャパン マーケティング部責任者の石橋和之氏

綾野を起用した映像も含む、新モデルのCMは「デジタル広告を6月2日から、テレビCMを6月下旬から、新聞・雑誌広告もそれに合わせてマーケティングミックスを集中して3本柱で展開する予定です(ハイセンスジャパン マーケティング部責任者 石橋和之氏)」という。

'22年はテレビ台数シェア12%突破が目標

李文麗代表取締役社長

発表会にはハイセンスジャパンの李文麗代表取締役社長や磯辺浩孝副社長も登壇。李社長は「ここまでハイセンスジャパンをご愛顧いただき、日本のみなさまに改めて感謝いたします。ますます愛されるブランドになるよう、引き続き努力してまいります」とコメントし、磯辺副社長は「現在テレビの台数シェアは10%強となっており、2022年はシェア12%の突破を目標としております」と事業戦略を説明した。

「テレビ市場におけるハイセンスジャパンのコアコンピタンスは、日本基準品質と世界基準量産を両立できることです。日本基準品質では、2018年にグループ入りした東芝映像ソリューションとNEOエンジンを共同開発しました。ハイセンスは海外メーカーでありながら、日本基準の高い品質、画質であることをユーザーのみなさまにご評価いただいております」

磯辺浩孝副社長

「そして世界基準量産。我々ハイセンスグループは年間約2,000万台以上のテレビを製造・販売しております。そして、その大量生産による大きなコストメリットを有しております。日本基準品質と世界基準量産、これがハイセンスジャパンが進化し続ける大きな推進力です」

磯辺副社長は、今季の戦略のポイントを「高画質ラインナップの拡充と、マーケティングの強化」と説明。高画質ラインナップ拡充については、「日本基準品質」の要とも言える映像エンジンのNEOエンジンProを搭載するU9Hシリーズ2モデル、U7Hシリーズ6モデルを展開することで「高画質・大画面のハイセンスをお客様のニーズに応じてお選びいただける」とする。マーケティング強化については、スローガンである「その色は、見えないものまで映し出す」をテレビCMをはじめ、さまざまなマーケティングミックスで訴求する。

日本には20個しかないというミニトロフィーを持つ綾野剛。そのずっしりとした重さに興奮しきり

さらに、FIFAワールドカップ カタール2022の公式スポンサーであることを活かし、スポーツマーケティングにも注力。「日本でもこのスポンサー権利をマーケティングに最大限に活用し、ハイセンスブランドの認知向上を推進して参ります」とし、抽選で日本対ドイツ戦観戦ツアーや65型「65U9H/65U7H」、ミニトロフィーなどが当たるキャンペーンを、6月2日からハイセンスジャパン公式Twitter(@hisense_japan)特設サイトで実施している。このキャンペーンではハイセンスとFIFAが制作したミニトロフィーも抽選でプレゼントされる。

そのほか、アフターサービスについても「昨年開設したJRDという開発センター、そして3ヶ所のサービスセンター、365日コールセンター受付など、お客様により一層の安心感を持ってご購入いただけるよう、組織を拡充・構築しております。テレビのメーカー3年保証も、ハイセンスの品質に対する自信の証として、今後も継続してまいります」としている。

発表会に登壇した面々