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スマホ画面を表示できるハイセンス4Kテレビ。43型7万円から
2023年10月12日 11:00
ハイセンスジャパンは、4Kテレビの新製品として、動画配信サービスの視聴やスマホ連携などのネット機能を強化した「A6K」シリーズを、10月末より発売する。43、50、55、65、75型の5サイズをラインナップ。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後から。
4K液晶テレビ「A6K」シリーズ ※全て10月末発売
・75型「75A6K」 17万円前後
・65型「65A6K」 12万円前後
・55型「55A6K」 9万円前後
・50型「50A6K」 8万円前後
・43型「43A6K」 7万円前後
昨年7月に発売した、エントリー4K「A6H」シリーズの後継機。
A6Kでは、新たにDolby Visionのサポート、4K放送の2チューナー化、HDMI2.1端子の搭載ほか、iPhone/Androidの画面共有や音声アシスタント、Bluetooth、DLNA、17種類の動画配信サービス対応など、基本性能を大幅に向上させた。
対応の動画配信サービスは17種。スマホ連携、サーバー機能も
新モデルで特に強化されたのが、動画配信対応やスマホ連携などのネットワーク機能。
動画配信では、オリジナルプラットフォーム「VIDDA(ヴィダ)」を継承しつつ、新たに「DAZN」「FIFAプラス」「NHKプラス」「TVer」「WOWOWオンデマンド」「FOD」をサポート。従来から楽しめるNetflixやPrime Video、Disney+、YouTube、U-NEXTなども含め、全17種類の動画配信サービスが視聴できるようになった。
スマホ連携では、iPhone/iPadなどのデバイスの画面をそのままテレビに表示する「AirPlay 2」、Androidスマホなどの画面を表示する「Anyview Cast」の機能に新対応。スマホの画面をタップするだけでテレビに表示できるため、スマホ内の静止画や動画などを手軽にテレビの大画面でシェアできる。
リモコンは、テレビに向けなくても使えるBluetooth接続式にリニューアル。ボタンの文字の改善や裏面の滑り止め加工、SIAA(抗菌製品技術協議会)の基準を満たした抗菌加工など、使いやすさと安全性を高めた。ボタン一つでサービスを立ち上げられる、動画配信のダイレクトボタン(10個)も用意した。
サーバー機能も新たに搭載。従来は家庭内(DLNA環境)にあるレコーダーで録画した番組を再生できるクライアント機能しかなかったが、新シリーズでは、録画した番組をクライアント機へ送信できるようになった。なお、クライアント機能を備えるハイセンス製テレビは、U9H/U7H/A6H/A6Gなど、2018年以降発売のモデルとなる。
AmazonのAlexa対応機器やApple製品と連携可能なスマートホーム機能「Works with Alexa」「Works with Apple Home」もサポートする。
レグザ共同開発の「HI-VIEWエンジン Lite」
43型から75型まで、4K/3,840×2,160ドットの液晶パネルを搭載。光源は直下型バックライトで、50型を除く4モデルが広視野角なADS(IPS系)、50型はVAパネルを採用する。対応するリフレッシュレートは最大60Hzで、HDR規格はHDR10、HLG、Dolby Visionをサポートする。
映像エンジンは、TVS REGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」。2K放送の地デジやBS/CS、4K放送、ネット動画、ゲームなど、様々なコンテンツやシーンに特化した映像処理を行なうことが可能で、「クラスを超えた美しい高精細高画質を楽しむことができる」とする。
ネット映像を自動調整する「AIネット映像高画質処理」を搭載。ネット配信のコンテンツを分析し、コンテンツに応じて色温度・超解像処理・輝度・ダイナミックガンマ補正などの処理を実施。低クオリティ~高クオリティコンテンツまで、高いコントラストと自然な色彩で再現。滑らかな映像へとフレームを補間するクリアモーション、部屋の明るさを感知して最適な明るさに調整する環境光センサーも備えた。
前シリーズの処理回路「NEOエンジン Lite」との大きな違いが、映像のカクツキを抑制するジャダー低減や明部の再現性を高める輝き復元や肌を美しく見せる美肌機能の有無。より複雑な信号処理が行なえるように進化。
特にジャダー低減では、ネット動画の視聴に対しても効果を発揮。画面の動きやフレームの揺れが激しい場合、エンジンが被写体を自動的に探知。被写体に合わせてフレームの揺れを低減するため、大画面でも安定した見やすい映像を描写できるようになった。
テクスチャー復元においても、アルゴリズムを改良。前モデルでは、彩度が高いエリアのテクスチャーが潰れてしまいがちだったが、新モデルでは潰さずに質感が見えるように最適化。奥行きや質感の伝わる立体的な映像を目指したという。
音質チューニングもレグザと共通に
音質設計としては、スピーカー位置、映像位置に音像を補正することで画と音の一体感を狙ったダイレクトサウンド思想を継承。他にも、番組とCMの音量差を調整する機能やセリフ成分を強調する機能、音声帯域をフラットにするフィルターなどを統合したEilex PRISM/FOCUS音響最適補正技術を備えた。
また、A6Kシリーズからサウンドをチューニングを大幅に変更。これまでは人の声を引き立たせるグローバルのチューニングだったが、重低音の演出を重視するレグザ寄りのチューニングとした。さらに迫力ある音響体験が味わえるという。なお、Atmosは非対応。
新4K衛星放送チューナー(BS4K/110度CS4K)を2基、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基搭載。別売の外付けUSB HDDを接続することで、4K、2K放送の裏番組録画が行なえる。
HDMI入力は、43・50・55型が3系統で、65型・75型が4系統。入力1~2のみHDMI2.1入力に対応しており、ゲーム機と連動して低遅延モードに自動で切り換えるALLMに対応する。