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クリプトン「KS-33」含む、小型アクティブスピーカー聴き比べイベント
2022年6月11日 17:43
クリプトン
G509会議室のクリプトンブースでは、6月下旬に発売予定の小型アクティブスピーカーの新製品「KS-33」が体験可能。価格は79,800円(税抜)。さらに、KSシリーズの上位モデル「KS-55Hyper」(税抜99,800円)、エントリーの「KS-11」(税抜49,800円)も用意されており、KSシリーズの音の違いを聴き比べられる。
同社のKSシリーズは、価格を抑えるために量販店などでは販売しておらず、直販サイトのKRIPTON Online Store専用商品となっている。そのため、気軽に試聴できないスピーカーでもあるため、じっくりと音が楽しめるイベントは貴重な機会と言える。
KS-33は、KS-11の上位モデルで、サイズや形状、搭載しているユニットは同じだが、筐体の素材やチューニング、付属のスピーカーケーブルを強化させる事で、音質も高めている。
大きな違いは筐体の素材。KS-11は、前面や天面など、フレーム部分がアルミの押し出しで作られているが、両側面はアルミではなくモールド樹脂となっている。上位機のKS-33では、このサイドパネルもアルミ製となり、オール・アルミフレームとなった。これにより剛性が高まり、バスレフ方式のコンパクトスピーカーながら、豊かでタイトな低音再生が可能になったという。
左右のスピーカーを接続するケーブルもブラッシュアップ。大画面テレビと組み合わせた時に長さが足りないというユーザーの声も踏まえて、長さをKS-11付属の2mから、KS-33付属ケーブルでは3mに長くなった。一方で、ケーブルの線材に、新たにOFC線を採用。「一層透明度の高い再生音を実現した」という。
ブースでは3モデルの試聴会も開催。クリプトンのサウンド・プロデューサー、渡邉勝氏が製品を説明すると共に、初日はオーディオ評論家の土方久明氏が、2日目は藤原陽祐氏が、その魅力を紹介する。
スペック
スペックのブースでは、ステレオ・パワーアンプ「RPA-MG5ST」や、リアルサウンド·プロセッサーの新商品「RSP-W1」が登場。
RPA-MG5STは、D級アナログアンプとして人気のモノーラル・パワーアンプ「RPA-MG1」の特徴を継承しながら、ステレオ化したもの。筐体の株には、スプルース材とメープル材を使ったウッドパネルを使い、豊で自然な響きを追求している。
リアルサウンド·プロセッサー「RSP-W1」は、スピーカーの逆起電力への対策として開発されたもの。音楽信号の変化はスピーカーのインピーダンスを変動させる。音楽信号をアンプがスピーカーに送るとき、インピーダンス変動はアンプにとって負荷となる。これは、スピーカーのボイスコイルから発生する逆起電力が影響しているとのこと。リアルサウンド・プロセッサーは、このインピーダンス変動を補正し、逆起電力を吸収することで、「アンプとスピーカーはお互いの影響力から脱し、アンプがスピーカーを駆動するという本来の役割になる」という。
様々なオーディオセミナーも開催中
新製品の展示だけでなく、様々なセミナーも開催中。会期初日には麻倉怜士氏による「OTOTEN2022で体験できる3Dオーディオの魅力」と題したキーノートスピーチなどが行なわれている。
なお、セミナーへ参加する場合は、OTOTEN2022の来場登録とともに、希望するセミナー受講を選択する必要がある。事前登録のない日のセミナー登録はできない。各セミナーは先着順、定員制。セミナーへの事前申し込みのない人は当日会場にてキャンセル待ちとなり、セミナー受講できない場合もある。
セミナーの詳細については、OTOTEN2022公式サイトを参照のこと。