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今週末はOTOTEN。ヤマハ未発表スピーカー、ビクター新ウッドコーン

ヤマハのフロア型スピーカー、国内未発表モデル「NS-2000A」

日本オーディオ協会は、オーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2022」を6月11日、12日の2日間、東京国際フォーラムで開催する。入場料は無料だが、新型コロナ感染拡大防止の対策として事前登録が必要。各社が新製品を出展するほか、ヤマハやJVCケンウッドなど、未発表製品の参考出品を予告しているメーカーもある。

ヤマハ

ヤマハミュージックジャパンは、フロア型スピーカーの国内未発表モデル「NS-2000A」を参考出品する。フラッグシップAVアンプ「RX-A8A」と組み合わせ、11.2chシステムによるホームシアターのデモンストレーションを実施。

NS-2000Aは、「NS-5000」や「NS-3000」の技術と設計思想を継承しつつ、音楽とライフスタイルの共存を追求した新デザインを採用した3ウェイ・フロア型。新開発の化学繊維「ZYLON」と、ピアノスプルースなどの複合素材による振動版「ハーモニアス ダイアフラム」を全ユニットに採用している。

シアターシステムのデモでは「トーナルバランス(音色の正確な再現)、ダイナミクス(静と動の表現による躍動感)、サウンドイメージ(空間描写)をテーマに、音と臨場感の本質に徹底してこだわり、ホームエンターテイメントをさらなる高いレベルへ引き上げ、圧倒的な没入感を生み出す『TRUE SOUND』をご体感いただける」という。

フラッグシップAVアンプ「RX-A8A」

各日とも15時から、Dolby Japanのテクニカルマネージャー・萩谷氏をゲストに招いた「Dolby トーク&セミナー」も実施。ヤマハで開発を進めているDolby Atmosに対応した車載オーディオ向けの立体音響技術も紹介する。

JVCケンウッド

目玉として、ビクターブランドで開発中というウッドコーンオーディオシステムを参考出品。試聴プレゼンテーションも実施する。

また、独自の頭外定位音場処理技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」を搭載したワイヤレスシアターシステム「XP-EXT1」の体験会も実施。

ワイヤレスシアターシステム「XP-EXT1」

どちらも当日予約は先着順、人数限定での時間指定制。ブース受付にて整理券を配布する。プログラムのタイムスケジュールは当日ブースにて公開する。

他にも、木の振動板を採用したウッドシリーズ「HA-FW1000T」をはじめ、「ビクタースタジオ」のエンジニアによる音質監修モデル「HA‐FX100T」、5月下旬に発売を開始したミニマルなバイカラーデザインの小型・軽量モデル「HA‐A30T」、耳をふさがない新感覚リスニングスタイルを提案する「HA-NP35T」(6月上旬発売予定)など、完全ワイヤレスイヤフォンの最新ラインアップを展示する。

その他

他にも既報の通り、クリプトンはKSシリーズスピーカー3モデルの試聴会を開催。Technicsブースでは、発売から50周年を迎えるターンテーブルのSL-1200シリーズを初代機「SL-1200」から最新モデル「SL-1200M7L」まで一同に展示。日本を代表するDJの大塚広子氏とdisco SARA氏によるデモンストレーションを予定している。

KSシリーズの新製品「KS-33」