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’22年発売レグザのラインナップを整理。次世代エンジンZRαやパネル刷新

TVS REGZAの有機ELレグザ「X8900L」シリーズ、液晶レグザ「Z770L」「Z670L」「Z570L」シリーズが発表され、5月の発表された最上位の有機ELレグザ「X9900L」シリーズ、液晶レグザ「Z875L/Z870L」シリーズと合わせて2022年夏発売モデルが出そろった。

フラッグシップ (5月発表)

  • 4K有機ELレグザ「X9900L」
    65型「65X9900L」 約55万円 6月中旬発売
    55型「55X9900L」 約38.5万円 6月下旬発売
  • 4K液晶レグザ「Z875L」
    75型「75Z875L」 約55万円  6月下旬発売
    65型「65Z875L」 約41.8万円 同上
  • 4K液晶レグザ「Z870L」
    55型「55Z870L」 約30.8万円 6月下旬発売

ミドル

  • 4K有機ELレグザ「X8900L」
    65型「65X8900L」 約44万円 7月下旬発売
    55型「55X8900L」 約31万円 7月下旬発売
    48型「48X8900L」 約25.5万円 7月下旬発売
  • 4K液晶レグザ「Z770L」
    75型「75Z770L」 約37.5万円 8月発売
    65型「65Z770L」 約31万円 8月発売
    55型「55Z770L」 約25.5万円 8月発売
  • 4K液晶レグザ「Z670L」
    50型「50Z670L」 約19万円 8月発売
    43型「43Z670L」 約16.5万円 8月発売

エントリー

  • 4K液晶レグザ「Z570L」
    65型「65Z570L」 約26.5万円 7月1日発売
    55型「55Z570L」 約19万円 7月1日発売
    50型「50Z570L」 約15.5万円 7月1日発売
    43型「43Z570L」 約13.5万円 7月1日発売
  • 4K液晶レグザ「M550L」
    75型「75M550L」 約25万円 8月発売
    65型「65M550L」 約19万円 8月発売

レグザの特徴と言えば、地デジ最大6チャンネルの全録機能「タイムシフトマシン」。今回はフラッグシップ有機EL「X9900L」シリーズと液晶「Z875L/Z870L」シリーズに加え、ミドルクラス液晶「Z770L」シリーズに搭載されている。

映像エンジンでは新開発の「ZRα」が登場し、採用されたフラッグシップ機はどちらも“レグザ最高峰”のクオリティとアピール。ミドルクラス以下には「ZR I」から新世代になった「ZR II」が搭載されている。

また、全シリーズがAndroid TVやGoogle TVではなく、レグザ専用のLinux OSを採用したことも注目ポイントとなっている。

ここではシリーズごとの特徴的な要素をまとめて紹介。詳細は各項目のリンクされている記事を参照して欲しい。

レグザ最高峰の映像×ハイレゾ対応スピーカーの最上位有機EL

65型4K有機ELレグザ「65X9900L」

有機EL最上位は「X9900L」シリーズ。前モデルから、パネルからエンジン、サウンドシステム、インターフェイスまで刷新され、3年の開発期間を経て完成した画像処理専用の「ZRα」エンジンを搭載した。ネット動画からゲーム、地デジ、4K映像の描写が底上げされ、“有機ELレグザ最高峰”のクオリティを実現したという。サウンド面では、シリーズ唯一のハイレゾ対応もポイントだ。


    4K有機EL「X9900L」シリーズ
  • 65型「65X9900L」 約55万円 6月中旬発売
  • 55型「55X9900L」 約38.5万円 6月下旬発売

    タイムシフトマシン:搭載
    チューナー数:地デジ×9、BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K120p入力、VRR、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+ ADAPTIVE、HDR10、HLG
    音声出力:90W、ハイレゾ対応
    Dolby Atmos:対応

レグザ、次世代エンジンZRαの最高峰4K有機EL「X9900L」

液晶最上位は“高輝度”ミニLEDד広色域”量子ドット

75型「75Z875L」

レグザのミニLEDバックライト搭載の液晶は、フラッグシップの「Z875L/Z870L」シリーズ。広色域を実現する量子ドットシートを組み合わせることで、明るく色鮮やかな映像を実現している。2シリーズの違いはサイズと映像エンジンで、Z875Lは「ZRα」、Z870Lは「ZR II」を搭載している。


    4K液晶レグザ「Z875L」シリーズ
  • 75型「75Z875L」 約55万円  6月下旬発売
  • 65型「65Z875L」 約41.8万円 同上

    タイムシフトマシン:搭載
    チューナー数:地デジ×9、BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K120p入力、VRR、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+ ADAPTIVE、HDR10、HLG
    音声出力:70W
    Dolby Atmos:対応

    4K液晶レグザ「Z870L」シリーズ
  • 55型「55Z870L」 約30.8万円 6月下旬発売

    タイムシフトマシン:搭載
    チューナー数:地デジ×9、BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K120p入力、VRR、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+ ADAPTIVE、HDR10、HLG
    音声出力:70W
    Dolby Atmos:対応

レグザ初、ミニLED×量子ドット搭載のフラッグシップ4K液晶

ネット動画も高画質化。パネル刷新で明るいミドルクラス有機EL

65型「65X8900L」

フラッグシップ機同様、パネルが刷新。「明るく鮮やかで黒の引き締まった新世代の有機EL高画質を実現」しているという。映像エンジンは「ZR II」。全録機能は非搭載。


    4K有機ELレグザ「X8900L」シリーズ
  • 65型「65X8900L」 約44万円 7月下旬発売
  • 55型「55X8900L」 約31万円 7月下旬発売
  • 48型「48X8900L」 約25.5万円 7月下旬発売

    タイムシフトマシン:非搭載
    チューナー数:地デジ/BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K120p入力、VRR、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+ ADAPTIVE、HDR10、HLG
    音声出力:72W
    Dolby Atmos:対応

レグザ、新世代エンジンZR II搭載の4K有機EL「X8900L」。48型25.5万円

量子ドットの広色域×全録機能ならミドルクラス液晶

75型「75Z770L」

「Z770L/Z670L」は、ミドルクラスながら広色域な量子ドットシートが採用されているのがポイント。他社製品では“ミニLED×量子ドット”のコンビで訴求されているところ、バックライトに通常サイズの青色LEDを使用することで、画質を向上させながら、Z875L/Z870Lシリーズよりも手が届きやすい価格を両立している。さらに「Z770L」は全録機能の「タイムシフトマシン」にも対応している。


    4K液晶レグザ「Z770L」シリーズ
  • 75型「75Z770L」 約37.5万円 8月発売
  • 65型「65Z770L」 約31万円 8月発売
  • 55型「55Z770L」 約25.5万円 8月発売

    タイムシフトマシン:搭載
    チューナー数:地デジ×9、BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K120p入力、VRR、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+ ADAPTIVE、HDR10、HLG
    音声出力:60W
    Dolby Atmos:対応

    4K液晶レグザ「Z670L」シリーズ
  • 50型「50Z670L」 約19万円 8月発売
  • 43型「43Z670L」 約16.5万円 8月発売

    タイムシフトマシン:非搭載
    チューナー数:地デジ/BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K120p入力、VRR、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+ ADAPTIVE、HDR10、HLG
    音声出力:60W
    Dolby Atmos:対応

レグザ、広色域量子ドット×全録のミドル4K液晶「Z770L」

4K120Hz対応ならエントリー機も

65型「65M550L」

エントリー機は「Z570L」と「M550L」で、プロセッサはミドルクラス同様の「ZR II」を搭載。「Z570L」は4K120p入力とVRRにも対応し、音声面でもDolby Atmosに対応している。「M550L」もHDMI 2.1に対応しているが、入力は4K60pまで、Dolby Atmosは非対応となっている。


    4K液晶レグザ「Z570L」シリーズ
  • 65型「65Z570L」 約26.5万円 7月1日発売
  • 55型「55Z570L」 約19万円 7月1日発売
  • 50型「50Z570L」 約15.5万円 7月1日発売
  • 43型「43Z570L」 約13.5万円 7月1日発売

    タイムシフトマシン:非搭載
    チューナー数:地デジ/BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K120p入力、VRR、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+、HDR10、HLG
    音声出力:40W
    Dolby Atmos:対応

    4K液晶レグザ「M550L」シリーズ
  • 75型「75M550L」 約25万円 8月発売
  • 65型「65M550L」 約19万円 8月発売

    タイムシフトマシン:非搭載
    チューナー数:地デジ/BS/110度CS×3、4K BS/CS×2
    HDMI 2.1対応:4K60p入力、eARC、ALLM
    HDR:Dolby Vision IQ、HDR10+、HDR10、HLG
    音声出力:20W
    Dolby Atmos:非対応

65型19万円の“Androidじゃない”エントリー4Kレグザ