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ニコン、Vlog向けミラーレス「Z 30」。レンズキット約12万円

「Z 30」+「DX16-50mm f/3.5-6.3 VR」

ニコンイメージングジャパンは、Vlog撮影向きのミラーレスカメラ「Z 30」を8月5日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はボディ単体が98,000円前後、レンズキット(DX16-50mm f/3.5-6.3 VR)が12万円前後、ダブルズームキットが(DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR)が15万円前後。

別売でリモート撮影が可能なグリップ「SmallRig トライポッドグリップ3070 リモコンML-L7セット」も用意する。8月5日発売で、価格は11,550円。手持ち撮影や三脚撮影、リモート撮影が可能なカメラ用アクセサリー。Z 30と組み合わせてのVlog撮影のほか、「Z fc」「Z 50」との組み合わせで使用可能。グリップとリモコンは取り外し可能になっている。

「SmallRig トライポッドグリップ3070 リモコンML-L7セット」

Z 30は、ニコンZマウントを採用したAPS-Cのミラーレスカメラ。Zシリーズで最小・最軽量となるボディーに加え、バリアングル式液晶モニターの搭載、動画を記録していることがひと目でわかる「RECランプ」の採用に加え、動画最長記録時間125分対応で、Vlogをはじめ、幅広いシーンでの動画撮影に適しているとする。

「Z 7」に採用した画像処理エンジン「EXPEED 6」と、「Z fc」に採用したイメージセンサーを搭載。Zレンズと組み合わせることで、解像感のある優れた描写性能を実現するという。常用感度はISO 100~51200に対応し、屋内や屋外、夜間などシーンを問わず高画質な映像が撮影できる。

動画撮影時でも人や犬、猫の瞳を検出する「瞳AF」「動物AF」を搭載。動画・静止画を問わず動きのある被写体の瞳をより確実に捉えられる。被写体の動きや構図の変化に応じてピントを合わせ続ける「AF-F(フルタイムAF)」も搭載し、ミラーレスカメラを初めて使用するユーザーでも、被写体のいきいきとした表情を捉えることが可能だという。

Zシリーズで最小・最軽量で、握りやすさを考慮した深いグリップなどにより、長時間の持ち歩きや撮影に対応。ミラーレスカメラを初めて使うユーザー向けながらも、上位モデルのデザインや操作性を継承し、撮影者の使いやすさに徹底的にこだわったデザインとしている。動画撮影に最適化したとし、RECランプのほか、視認性をより高めた、大きい動画撮影ボタンや、ウィンドマフを装着しやすい大型マイクなども備えている。

「AUTO」モードのままでも調整可能な露出補正や、多彩な表現が可能な全20種類の「Creative Picture Control」での効果の選択や、コントラストや明るさの微調整も可能で、映像表現にこだわった撮影も可能。

クロップなしの4K UHD/30p動画や、スローモーション動画が撮影可能なフルHD/120pにも対応。撮影モードダイヤルには、自分で選んだカメラ設定を登録する「ユーザーセッティングモード」を3つ搭載。メニューの階層に入ることなくワンタッチで簡単にアクセスが可能な「iメニュー」や、使用頻度の高い設定を割り当てることができる「Fnボタン」により、自分が使いやすいようにカスタマイズ可能となっている。

「マウントアダプター FTZ II」にも対応し、AI Nikkor以降の約360種類のNIKKOR Fレンズが使用可能。オールドレンズを使った表現も行なえる。

画像素子は23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー(APS-Cサイズ/DXフォーマット)。モニターはタッチパネルでバリアングル式3型TFT液晶。約104万ドットで視野角は170度。記録媒体はSDカードで、SDHC、SDXCはUHS-I規格に対応。

外形寸法は約128×59.5×73.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量はバッテリー、メモリーカード込みで405g。本体のみでは350g。