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ソニー、シネマカム「FX3」に機能追加。Log撮影モードやタイムコード同期

FX3(ILME-FX3)

ソニーは14日、映像制作用カメラCinema Lineの最小・最軽量モデル「FX3(ILME-FX3)」の最新本体ソフトウェアVer2.00を提供開始。Log撮影モードの搭載やユーザビリティの向上、タイムコード同期などの機能追加を行なった。

Log撮影モードは、好みのLUTでモニター映像を表示しながら撮影ができる機能。

最大のダイナミックレンジでノイズを抑えたクリアな映像表現が可能な2種類のBase ISOで撮影できる「Cine EI」、Cine EIモード同様にBase ISOで撮影されるが、調整したEI値に連動してBase ISOが自動で切り替わる「Cine EI Quick」、撮影シーンに合わせたISO調節による露出設定でS-Log素材の記録ができる「Flexible ISO」の3種を用意する。

撮影時のモニタリングに使用したLUTを編集時の映像に適用するには、Catalyst Browse/Catalyst Prepareの最新バージョンを利用する必要がある。

頻繁に使用するアイテムに素早くアクセスできるメインメニュー画面の追加や、動画撮影時の画面レイアウト改善などのユーザビリティ向上ほか、マルチ/マイクロUSB端子経由でのタイムコード入力対応、オート/マニュアルフォーカスのスムーズな切り替えが可能なAFアシスト、モニター反転表示設定などの機能追加も含まれている。

なお、アップデートを行なうとカメラ設定が初期値にリセットされる。各種設定の保存機能を使っていた場合でも読み込むことができないため、同社ではあらかじめカメラの設定値をメモしておくことを推奨している。また、Ver2.00へのアップデートにより、ガンマのS-Log2が非搭載となり、S-Log撮影時はS-Log3のみ選択できるという。

アップデート方法などの詳細は、ホームページを参照のこと。