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エソテリック初のアナログターンテーブル。770万円
2022年8月4日 12:45
エソテリックは、ブランド創立35周年を記念する初のアナログ・ターンテーブル「Grandioso T1」を9月に発売する。価格は770万円。アームレス仕様の「GRANDIOSO T1/AL」や、各種アームに対応したアームベースキット「AB-T1SM1(SME、Graham用)」、「AB-T1KD1(Ikeda用)」も発売。価格はGRANDIOSO T1/ALが715万円、アームベースキットが各22万円。
ブランドのフラッグシップ「Grandioso」シリーズの名を冠する製品にふさわしく、国内で特許を取得した非接触ドライブ方式「ESOTERIC MagneDrive System」や軸受けの摩擦抵抗を大幅に低減する「マグネフロート方式プラッター」、モータードライバーの「10MHz クロックシンク」など、革新的技術を惜しみなく投入したというモデル。
ESOTERIC MagneDrive Systemは、マグネティックドライバーとプラッターが磁力を使って、非接触で同期回転することにより、「極めて正確で静粛な回転を得ることができる」もの。プラッターに直接振動を伝えないため、高品位なレコード再生が行なえる。
またモーターとプラッターの回転は完全に同期するため、ベルトの伸縮やプーリーの機械的精度に影響を受けず、正確な回転数を維持でき、ベルト交換も不要。そのほか、マグネティックドライバーの距離を変えることで音質の変化を楽しむこともできるという。
メインユニット、モーターユニット、電源部による3ピース構成。アルミニウムとウッドによる3層シャーシで効果的に振動をコントロールする。高品位VCXO搭載モータードライバーで正確な回転をサポート。高精度マスタークロック「Grandioso G1X」との10MHzクロックシンクもできる。
ミッドシャーシはハイグロス・ピアノ仕上げ。特殊ダンパー構造のアイソレーションフットも備える。33/45回転の2スピード対応で、0.1%単位でスピードの微調整も可能。ダイナミックバランス型トーンアーム「TA-9D」を搭載する。オプションのアームボードを追加すれば、最大3本までアームを増設できる。
突起部を含む外形寸法は、本体部が497×456×210mm(幅×奥行き×高さ)、電源部が445×270×132mm(同)、重さは本体部が45kg(メインシャーシ部:17kg、プラッター部:19kg、モーターユニット:9kg)、電源部が18kg。