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エソテリック初のアナログターンテーブル「Grandioso T1」今夏発売
2022年5月17日 17:30
エソテリックは、創立35周年を記念したブランド初のアナログターンテーブル「Grandioso T1」と、クラスAステレオパワーアンプ「S-05」を、5月19日よりドイツ・ミュンヘンでスタートする「HIGH END munich 2022」に出品する。どちらも2022年夏に発売予定で、価格は未定。
Grandioso T1
ブランドのフラッグシップ「Grandioso」シリーズの名を冠する製品にふさわしく、国内で特許を取得した非接触ドライブ方式「ESOTERIC MagneDrive System」や軸受けの摩擦抵抗を大幅に低減する「マグネフロート方式プラッター」、モータードライバーの「10MHz クロックシンク」など、革新的技術を惜しみなく投入したというモデル。
ESOTERIC MagneDrive Systemは、マグネティックドライバーとプラッターが磁力を使って、非接触で同期回転することにより、「極めて正確で静粛な回転を得ることができる」もの。プラッターに直接振動を伝えないため、高品位なレコード再生が行なえる。
またモーターとプラッターの回転は完全に同期するため、ベルトの伸縮やプーリーの機械的精度に影響を受けず、正確な回転数を維持でき、ベルト交換も不要。そのほか、マグネティックドライバーの距離を変えることで音質の変化を楽しむこともできるという。
メインユニット、モーターユニット、電源部による3ピース構成。アルミニウムとウッドによる3層シャーシで効果的に振動をコントロールする。高品位VCXO搭載モータードライバーで正確な回転をサポート。高精度マスタークロック「Grandioso G1X」との10MHzクロックシンクもできる。
ミッドシャーシはハイグロス・ピアノ仕上げ。特殊ダンパー構造のアイソレーションフットも備える。33/45回転の2スピード対応で、0.1%単位でスピードの微調整も可能。ダイナミックバランス型トーンアーム「TA-9D」を搭載するが、アームレスでのオーダーもできる。オプションのアームボードを追加すれば、最大3本までアームを増設できる。
突起部を含む外形寸法は、本体部が497×456×210mm(幅×奥行き×高さ)、電源部が445×270×132mm(同)、重さは本体部が45kg(メインシャーシ部:17kg、プラッター部:19kg、モーターユニット:9kg)、電源部が18kg。
S-05
フラッグシップモデル「Grandioso M1X」の開発成果をふんだんに取り入れたという、まったく新しいステレオパワーアンプ。「ミニマルな回路と強力な電源部」というM1Xの思想はそのままに、コンパクトなステレオ構成で、このモデルでしか表現できない独自の音色に徹底してこだわったとのこと。
独自の電流伝送「ES-Link Analog」入力、940VAの大型EIコア電源トランスやチャンネル独立の大容量カスタム整流コンデンサー(10,000μF×4/ch)などを装備。バランス構成の入力アンプで、2台を組み合わせることでBTL、バイアンプにも対応する。
出力は30W+30W(8Ω、A級動作)、60W+60W(4Ω)。入力はES-Link Analog×1のほか、XLR、RCAを各1系統備える。外形寸法は、突起部を含め445×444×191mm(幅×奥行き×高さ)。筐体色はシルバーとブラックの2色。