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特撮現場を55年追ったカメラマンの特撮写真集
2022年9月27日 18:30
講談社は、特撮作品の現場を55年間取材撮影し続けたスチールカメラマン・大島康嗣氏の特撮写真集「HERO 大島康嗣の仕事」を、10月31日に発売する。A4変型、320ページで、価格は7,480円。
大島氏は、1964年に講談社写真部のカメラマンとなり、「週刊少年マガジン」のグラビア特集の撮影を担当。並行して特撮作品「丸出だめ夫」「ウルトラQ」などの現場取材撮影をスタートし、1971年に「仮面ライダー」の人気から創刊された幼年雑誌「テレビマガジン」で掲載された特撮作品のほぼすべてを撮影。2019年に放送された令和の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」まで55年間、仮面ライダーシリーズを中心に、188作品のキャラクターを被写体にシャッターを押し続けた。
そんな大島氏は取材撮影をはじめて間もないころ、現場に「邪魔だ!」と言われていたところから、制作サイドと人間関係を作りあげ、信頼を勝ちとって、撮影に臨んだという。当時、雑誌で使用する写真はデータのように複製することができなかったため、多くの雑誌に掲載するには、キャラクターの同じポーズのポジが必要だった。
そのため現場のために早く、そして雑誌のためにたくさん撮影するために、フィルムを海外から取り寄せ、改造したこともあったという。雑誌の写真のためにそんな発明までする仕事人・大島氏の残した写真は「今、講談社の宝のひとつである」とのこと。
今回の写真集では、大島氏が特撮のキャラクターと向かい合ってきた臨場感と55年の歴史をテーマに、「どんな距離でどんな体勢でどのようにシャッターを押したのか、想像をしながら1枚1枚見ていただけるよう」に工夫。巻末には、1,087枚の写真すべてに大島氏のコメントも掲載される。
また島氏が撮影秘話を語りつくすスペシャル動画も公開予定。詳細は10月下旬に「TELEMAGA.net」にて発表される。
掲載作品
- ウルトラQ
- ウルトラマン
- ウルトラセブン
- ウルトラファイト
- ウルトラマン80
- ウルトラマングレート
- ウルトラマンパワード
- ウルトラマンティガ
- ウルトラマンダイナ
- ウルトラマンガイア
- 仮面ライダー
- 仮面ライダーV3
- 仮面ライダーX
- 仮面ライダーアマゾン
- 仮面ライダーストロンガー
- 仮面ライダー
- 仮面ライダースーパー1
- 仮面ライダーZX
- 仮面ライダーBLACK RX
- 真・仮面ライダー序章
- 仮面ライダーZO
- 仮面ライダーJ
- 仮面ライダークウガ
- 仮面ライダーアギト
- 仮面ライダー龍騎
- 仮面ライダー555
- 仮面ライダーブレイド
- 仮面ライダー響鬼
- 仮面ライダーカブト
- 仮面ライダー電王
- 仮面ライダーキバ
- 仮面ライダーディケイド
- 仮面ライダーW
- 仮面ライダーオーズ
- 仮面ライダーフォーゼ
- 仮面ライダーウィザード
- 仮面ライダー鎧武
- 仮面ライダードライブ
- 仮面ライダーゴースト
- 仮面ライダーエグゼイド
- 仮面ライダービルド
- 仮面ライダージオウ
- 仮面ライダーゼロワン
- 超人バロム・1
- 変身忍者嵐
- ロボット刑事
- アクマイザー3
- 超神ビビューン
- 宇宙鉄人キョーダイン
- 大鉄人ワンセブン
- 快傑ズバット
- 宇宙からのメッセージ銀河大戦
- 宇宙刑事ギャバン
- 宇宙刑事シャリバン
- 宇宙刑事シャイダー
- 巨獣特捜ジャスピオン
- 時空戦士スピルバン
- 兄弟拳バイクロッサー
- 超人機メタルダー
- 世界忍者戦ジライヤ
- 機動刑事ジバン
- 特警ウインスペクター
- 特救指令ソルブレイン
- 特捜エクシードラフト
- 特捜ロボジャンパーソン
- ブルースワット
- 超力戦隊オーレンジャー
- 超光戦士シャンゼリオン