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DJI、望遠カメラ省いた新ドローン「Mavic 3 Classic」。機体のみで約21万円
2022年11月2日 22:00
DJIは、ドローンの新モデル「Mavic 3 Classic」を発表した。Hasselbladカメラとパワフルな飛行性能というMavic 3の特徴を引き継ぎながら、望遠カメラを省くなど「必要な機能を厳選し、お求めやすい価格で提供する」というモデル。既に直販サイトで予約可能。ドローンの機体のみは216,700円。送信機や充電器が同梱されないため、「すでにDJIドローンをお持ちでMavic 3シリーズにアップグレードされたい方に最適」という。
なお、Mavic 3 Classicは、送信機のDJI RC-N1、DJI RC、DJI RC Proいずれも互換性がある。機体のみのモデルに加え、送信機や充電器もセットにしたモデルも用意する。詳細は以下の通り。
- Mavic 3 Classic(機体単体)：216,700円
- Mavic 3 Classic(RC-N1付属)：229,240円
充電器とDJI RC-N1送信機のセット - Mavic 3 Classic(DJI RC付属)：252,670円
充電器とDJI RC送信機のセット - Mavic 3 Fly More Kit Plus：76,560円
インテリジェント フライトバッテリー×2、バッテリー充電ハブ(100W)、65Wカーチャージャー、低ノイズプロペラ(1組)×3、DJI ショルダーバッグのセット
Mavic 3シリーズ同様、Mavic 3 Classicには4/3型CMOSセンサー搭載の2,000万画素のHasselbladカメラを搭載。最大飛行時間46分、O3+伝送システムに対応する。なお、望遠カメラは非搭載。
動画撮影ではMPEG-4/AVC H.264とH.265コーデックでの5.1K/50fps、4K/60fps、1080p/60fpsに対応。スローモーション撮影では、4K/120fpsと1080p/200fps撮影が可能。
焦点距離24mm(35mm判換算)のカメラレンズはF2.8～F11の絞り調整ができ、12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応。
写真撮影では12bit RAW、動画撮影では10bit D-Logで撮影できるため、「鮮明な色合いで明暗部を細部までクリアかつ正確に捉える」という。
ハッセルブラッド ナチュラルカラー ソリューション(HNCS)により、自然で忠実な色合いで写真や動画を出力できるとする。
O3+伝送システムにより、最大15km(日本国内では8km)先まで、1080p/60fps動画を伝送でき、撮影や飛行操作の精度が向上。自動トラッキングや自動撮影といったインテリジェント機能も備えている。
複数のビジョンセンサーを使って被写体を認識、機体とカメラを動かしフレームに被写体を捉え続けるActiveTrack 5.0も使用できる。
自動撮影モード、クイックショットやタイムラプス、ハイパーラプス、パノラマ撮影にも対応。新機能のクルーズ制御ではドローンの速度を設定し、一定速度で飛行させられるため、手動操作で発生していたカメラの揺れも最小限に抑えられる。
8個のビジョンセンサーが全方向の障害物を検知、APAS 5.0システムでその情報を活用し、障害物を回避する飛行ルートを計画。それに沿って飛行できる。
「アドバンストRTH」を使用すると半径200m先の環境をスキャンしながら、ホームポイントまでの最適な飛行ルートを計画し、機体を帰還させる。
AirSenseシステムを搭載し、付近を飛行中の航空機やヘリコプターから発せられるADS-B(放送型自動位置情報伝送)信号を受信。独自のジオフェンスシステム「GEO 2.0」が、飛行エリア内の空域制限や危険性についてパイロットに情報を提供する。