ニュース
インナーイヤーで平面駆動型ドライバーの「結(ゆい)」。野村ケンジ参加
2023年1月20日 17:00
オーディオ評論家の野村ケンジ氏と、ユーザーと一緒に音にこだわったものづくりに挑戦していくコミュニティ「#オトモノ」を運営するベタベタは、平面駆動型ドライバーを搭載したインナーイヤー型のイヤフォンの「結(ゆい/IA-PL1-YUI)」の先行予約販売を、1月21日11時からクラウドファンディングサイト・キャンプファイヤーで開始する。一般販売予定価格は21,780円。
プランは、30人限定の超早割が18,900円、50人限定早割が19,900円、クラファン特別価格が20,900円。クラウドファンディングでは、ケーブルが2種類(シルバー/ブラック)から選べる。また、聴き比べケーブル2本入りセットなども用意する。
昨年10月に、ものづくりコミュニティに入ったメンバーが「カナル型のイヤフォンが苦手」という声を聞き、インナーイヤー型イヤフォンの開発を決意。インナーイヤー型で平面駆動型のドライバーを搭載しているイヤフォンが検索しても出てこなかったため、「欲しい人がいるなら作った方がいいなという気持ちで中国工場にお願いして100個は作ってもらえることになった」という。
平面駆動型ドライバーは、作るのが難しく高価なドライバーだが、その中国工場が平面駆動型ドライバーを生産している工場でもあったため、少量でも安価に商品化できることから、「インナーイヤー型というニッチな形状のイヤホンでも100個から生産が可能になった」とのこと。
その中国工場と、一緒に「Initial A(イニシャルエー)」というブランドも設立。日本でのマーケティングや音に関することなど日本人の好みに合わせて作るのは、#オトモノコミュニティを通して行なうという。
平面駆動型ドライバーのサイズは14.2mm径。インピーダンスは24Ω±10%。出力音圧レベルは102±3dB at 1KHz。周波数帯域は20Hz~20kHz。「格別な低歪みによってクリアな音が楽しめる。開放型ヘッドフォンのような音の広がり感と定位を持ち合わせているイヤフォン。アコースティック楽器やリアルで煌びやかな音を奏で、ボーカルも存在感のある伸びやかな歌声を聴かせてくれる」という。
ケーブル長は1.4mで、着脱可能。端子はMMCX。入力端子は3.5mm。