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ソニー、進化した「Crystal LED」4機種。設置時間も短縮

BHシリーズの使用イメージ

ソニーは、自由なサイズと形状で大画面を構築でき、高精細な映像表示が可能なLEDディスプレイの「Crystal LED」の新製品を日本でも発表した。BHシリーズ「ZRD-BH12D」「ZRD-BH15D」とCHシリーズ「ZRD-CH12D」「ZRD-CH15D」の4機種で、4月発売。価格はオープンプライス。

BHシリーズ
CHシリーズ

BHシリーズは、1,700cd/m2の高輝度と外光の反射を抑える独自の低反射コーティング技術が特長。「企業のエントランスや小売店舗など明るい場所でも豊かな色彩で映像表現が可能」という。

BHシリーズの使用イメージ

CHシリーズは、1,000,000:1の高いコントラスト比と独自のディープブラックコーティング技術による深い黒の表現が特長。「美術館や博物館などへの設置に適している」とのこと。新たに1,300cd/m2の高輝度化を実現することで、リアルで没入感のある映像をよりダイナミックに表示できるとする。

4機種ともにディスプレイキャビネット本体を新設計し、約10%の薄型化と軽量化を実現。工場出荷時に事前に組み立てられた2つのLEDモジュールブロックをマグネットで簡単にキャビネットに装着できるため、設置作業にかかる時間も短縮している。

テレビのブラビアで培った技術と、Crystal LEDで培った精密なLED制御技術を応用した画像処理プロセッサー「X1 for Crystal LED」も搭載。入力された映像をフレーム単位で解析し、超解像処理で細部まで鮮明な映像を表示する「リアリティ・クリエーション」や動きの速い映像を滑らかに表示する「モーションフロー」機能、正確な色再現性と豊かな階調表現を実現する「22ビットスーパービットマッピング」に対応している。

LEDモジュールを事前に組み立てて、色調整した状態で出荷するため、設置時の色調整の手間が省け、色ずれの少ない大画面に仕上げられる。デジタル一眼カメラ「α」でLEDディスプレイ画面を撮影し、その撮影データを設置調整に活用する「自動調整ツール」も開発している。