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パナソニック、Fire TV Stickが挿せるお風呂テレビ。15型で約7.3万円

防水15型「UN-15L12H」

パナソニックは、お風呂やキッチンなどでネット動画やテレビが無線で楽しめる、防水対応プライベート・ビエラの新モデルとして、HDMI入力端子を搭載した15型「UN-15L12H」など3機種を5月19日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5.8万円前後(10型モデル)から。

  • UN-15LD12H 約9.2万円
    防水15型 BD/HDD内蔵(500GB) HDMI入力
  • UN-15L12H 約7.3万円
    防水15型 外付けHDD対応 HDMI入力
  • UN-10L12 約5.8万円
    防水10型 外付けHDD対応

2021年11月に発売した防水対応プライベート・ビエラの後継機。15型モデルには、防水タイプで初となるHDMI入力端子を搭載。Fire TV Stickなどのデバイスが接続でき、NetflixやPrime Video、Disney+など、本体だけでは楽しめなかったネット動画が楽しめるようになった。

ほかにも、内蔵アプリのU-NEXT対応や見たいシーンをサムネイルから選べる機能や、連続するエピソードを自動再生する機能が追加されている。

なお、2021年発売の防水10型「UN-10L11」は、今期も継続販売される。

15型の2モデルには、防水機初のHDMI入力端子

「UN-15LD12H/15L12H」は15型1,354×760ドット、「10L12」は10型1,024×600ドットの液晶モニターを採用。モニター部にバッテリーを搭載しており、最長約3時間、電源のない場所でも番組を楽しめる。

風呂やキッチンなどの水回りでも使用可能なIPX6/7相当の防水仕様。汚れが付着したら薄めた食器用の中性洗剤で洗い流せる。入浴剤を入れた風呂でも使用できる。

モニター部はタッチパネルに対応し、濡れた手でも各種操作が行なえる。視聴・再生中にシャワーがかかるなど意図しないタッチパネル反応による誤動作を防ぐ、誤動作防止機能も搭載する。

BD/HDD搭載の防水15型「UN-15LD12H」

15型の2機種には、防水モデル初となるHDMI入力端子を新たに搭載。「HDMI接続のスティック型デバイスが利用できない」「NetflixやPrime Videoに対応していない」など、顧客からの不満・要望に応えたという。

HDMI入力はディスプレイ背面に搭載。Amazon Fire TV StickやGoogle Chromecastなどのデバイスを接続すれば、プライベート・ビエラの内蔵アプリでは対応していない、各種ネット動画サービスが楽しめるようになる。

Nintendo Switchなどのゲーム機やPCなどを接続すれば、外部モニターとしても利用可能。

なお、HDMI端子部のパッキン内は非防水加工のため、お風呂など直接水や蒸気がかかる場所や湿度の高い環境でHDMI入力を使用することはできないようになっている。

背面のHDMI入力端子。横にあるのはイヤフォンジャック

内蔵アプリがU-NEXT対応。1.6倍早見再生やプレビューサーチも

内蔵アプリでは、YouTube、Hulu、TVer、ABEMA、DAZNといったインターネット動画配信サービスとラジオ配信のradikoが視聴可能。さらに、2023年モデルでは新たに「U-NEXT」のライブ配信をサポートした。

10型「UN-10L12」

3機種共通の仕様として、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載。放送番組をワイヤレスで視聴できる。また別売のUSB HDDをチューナー部に接続すれば、録画番組も楽しめる。

最上位の15LD12HのみWチューナー仕様で、2番組同時録画や裏録が可能。チューナー部には500GB HDDを内蔵しており、最大672.5時間分(15倍録モード時)の番組が録画できる。さらにBDドライブを搭載しているので、BDやDVDもワイヤレス視聴できる。

同時発表の4Kディーガでも搭載された、「1.6倍早見再生」と「プレビューサーチ」機能を新たに追加。

プレビューサーチは、録画済み番組に対し、“1分ごとのプレビュー”をサムネイル表示してくれる機能。気になるシーンを画像で簡単にサーチできるようになるため、押しの俳優やタレントが出演しているシーンをすぐに再生可能。早送りをすることなくサムネイルを選ぶだけで、すぐに見ることができる。

パナソニックの無料アプリ「どこでもディーガ」にも対応。チューナー部で受信した番組をリアルタイムでスマホで鑑賞したり、録画番組の視聴、番組の録画予約、録画番組の持ち出し(15LD12Hのみ)が行なえる。

本体デザインも変更。従来は黒とクリアの2トーンだったが、'23年モデルではモノトーンでまとめ洗練された印象を演出。また15型モデルは背面部もリニューアル。革風テクスチャーからマットできめ細かい上質なシボ加工へ変更している。

「UN-15LD12H」ディスプレイ部の背面

モニターのスタンド角度は4段階に調整可能。キッチンなどで立って見る場合、テーブルにモニター部を置いて上から見下ろす場合、浴槽に深く浸かってモニター部を見上げる場合など、シーンに合わせて見やすい角度に調整できる。スタンドを上に持ちあげて、市販のS字フックを使えば吊り下げ設置も可能。持ち運ぶ際には、取っ手としても使用できる。

ディスプレイ用の充電台も同梱。端子ふたの開閉/ロック操作が不要な構造で、充電台にディスプレイをセットするだけで充電が行なえる。充電中もコンテンツの視聴や置き時計画面 が見やすくなるように2段階の角度調整ができる。