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パナソニック、家電や暮らし情報表示するプライベート・ビエラ。LINEメッセージ受信も
2021年10月5日 14:15
パナソニックは、洗濯や調理の動作・暮らしに役立つ情報などを音声で知らせる機能などを搭載した、新しいポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」を11月19日から発売する。画面サイズや機能が異なる全5機種を用意。価格は全てオープンプライスで、店頭予想価格は4.5~9.3万円前後。
音声プッシュ通知・Bluetooth搭載モデル
・15型「UN-15LD11」 防水・ネット動画・BD/HDD内蔵 9.3万円前後
・15型「UN-15L11」 防水・ネット動画 7.3万円前後
・10型「UN-10L11」 防水・ネット動画 5.8万円前後
スタンダードモデル
・10型「UN-10E11」 防水 4.5万円前後
・19型「UN-19F11」 非防水 HDMI入力 4.7万円前後
家の好きな場所へ持ち運んで楽しめるポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の新モデル。モニター部とチューナー部がセットになっており、チューナー部にアンテナ線につなげば、モニター部に映像をワイヤレスで転送可能。アンテナ線がない部屋やアンテナ線が届かずテレビを設置できなかった場所でもコンテンツを視聴できるのが特徴。
新モデルは、全て2020年モデルからの後継。上位LD11/L11シリーズでは、新たに「音声プッシュ通知」「LINE連携」「Bluetooth接続」機能が追加されたのが進化点。またチルトスタンドや、従来は最上位のみ付属していた充電台の同梱など、細かな仕様も変更されている。E11/F11は前機種の機能を引き継いでいる。
「音声プッシュ通知」を搭載したUN-15LD11/15L11/10L11
「UN-15LD11/15L11」には15型1,354×760ドット、「UN-10L11」には10型1,024×600ドットの液晶モニターを採用。モニター部にバッテリーを搭載しており、最長約3時間、電源のない場所でも番組を楽しめる。風呂やキッチンなどの水回りでも使用可能なIPX6/7相当の防水仕様になっており、汚れが付着したら薄めた食器用の中性洗剤で洗い流せる。入浴剤を入れた風呂でも使用可能としている。
モニター部にはタッチパネルを搭載。濡れた手でも各種操作が画面にタッチするだけで行なえる。視聴・再生中にシャワーがかかるなど意図しないタッチパネル反応による誤動作を防ぐ、誤動作防止機能も搭載する。
無料アプリ「どこでもディーガ」を使えば、自宅のチューナー部から転送される放送中の番組や録画番組を、外出先のスマホやタブレットでストリーミング再生可能。15LD11では、録画番組をスマホやタブレットのストレージにダウンロードして持ち出すこともできる。
Bluetooth接続に新たに対応。洗い物など音がうるさい家事をしながらの視聴時でも、ネックスピーカーなどと接続すれば、聞き取りやすい音で番組視聴が可能。家族と同じ部屋にいても、対応ヘッドホンで接続して視聴することで、自分だけ別のコンテンツに集中できる。Bluetoothスピーカーと接続して、より高音質に楽しむなどの使い方も可能。対応コーデックはSBC。
地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載し、放送番組のワイヤレス視聴が可能。別売のUSB HDDを接続すれば、録画番組も楽しめる。
15LD11のみWチューナー仕様となっており、2番組同時録画や裏録が可能。チューナー部には500GB HDDを内蔵しており、最大672.5時間分(15倍録モード時)の番組が録画できる。さらにBDドライブを搭載しているので、BDやDVDもワイヤレス視聴できる。
YouTube、Hulu、dTV、U-NEXT、DAZN、Paraviといったインターネット動画配信サービスに対応。ラジオ配信のradikoもサポートする。昨年モデル同様、Netflixは非対応。
「お部屋ジャンプリンク」にも対応しており、別室のディーガで録画した番組をネットワーク経由で視聴できる。
IoT対応家電と連携することで、洗濯や調理の動作終了の通知、部屋の温度上昇などの情報を音声でアナウンスする「音声プッシュ通知」サービスに対応。「ゴミの日」や「薬の時間」なども登録でき、うっかり忘れがちな情報も音声で通知することできる。
テレビを見ていない時、時刻や天気予報、家族のスケジュールなどの情報を表示する「置き時計機能」が進化。新モデルでは、LINEアプリを使ってカレンダーに予定を追加したり、プライベート・ビエラに直接伝言やメモを送ることができるようになった。パナソニック製の無線LAN搭載エアコンとも連携でき、入浴中にモニター部から、部屋にあるエアコンを操作できる。
モニターのスタンド角度は4段階に調整可能。キッチンなどで立って見る場合、テーブルにモニター部を置いて上から見下ろす場合、浴槽に深く浸かってモニター部を見上げる場合など、シーンに合わせて見やすい角度に調整できる。スタンドを上に持ちあげて、市販のS字フックを使えば吊り下げ設置も可能。持ち運ぶ際には、取っ手としても使用できる。
クレードル式充電台を同梱。端子ふたの開閉/ロック操作が不要な構造で、モニター部を充電台にセットするだけで充電が行なえる。充電中もコンテンツの視聴や置き時計画面 が見やすくなるように2段階の角度調整ができる。
モニター部のバッテリー持続時間は、最大約3時間(イヤフォン使用時)で、初期設定の場合は約2時間10分。充電時間は15LD11/15L11が約4時間、10L11が約3時間30分。
新たに、別売オプションとして「モニター用充電台(DY-BC50-K)」と保護フィルム「DY-15AG1/DY-10AG1」を用意。別途充電台を用意すれば、充電台を持ち運ぶことなく、昼はキッチン、夜は寝室など複数の場所で充電できる。
モニター部の外形寸法/重量は、15LD11/15L11が382×39.7×253mm(幅×奥行き×高さ)/約1.4kg、10L11が255×38.6×179mm(同)/約0.89kg。
チューナー部の外形寸法/重量は、15LD11が316×180×46mm(同)/約1.5kg、15L11/10L11が136×117×42mm(同)/約0.3kg。
どこでもテレビ番組が楽しめるシンプルモデルUN-10E11/19F11
多機能なLD11/L11シリーズと異なり、テレビ視聴に特化したプライベート・ビエラ。音声プッシュ通知やBluetooth接続、置き時計、ネット動画機能などは搭載しない。
「UN-19F11」は、19型/1,366×768ドットの液晶モニターを採用。ディスプレイ部にHDMI入力端子を備えており、ゲーム機や在宅勤務時のパソコン用外付けモニターとしても使えるのが特徴。モニター部はバッテリー非搭載で、AC電源駆動。
「UN-10E11」は、バッテリー内蔵の防水10型モニターを採用。風呂やキッチンなど、水回りでも使用できる。背面部のフック引っ掛け部を引き上げ、市販のS字フックを組み合わせれば、吊り下げて設置することができる。
どちらのモデルも、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載し、放送番組のワイヤレス視聴が可能。別売のUSB HDDを接続すれば、録画番組も楽しめる。お部屋ジャンプリンクにも対応しており、別室のディーガで録画した番組をネットワーク経由で視聴できる。
モニター部の外形寸法/重量は、19F11が446×35.6×299mm(幅×奥行き×高さ)/約1.8kg、10L11が254×37×179mm(同)/約0.8kg。
チューナー部の外形寸法/重量は、19F11/10L11ともに136×117×42mm(同)/約0.3kg。