ニュース
オンキヨー・パイオニア最上位AVアンプ。「TX-RZ70」と「VSA-LX805」
2023年6月14日 15:34
ティアックは、オンキヨーとパイオニアブランドそれぞれの最上位AVアンプを7月29日に発売する。オンキヨーは11.2ch「TX-RZ70」、パイオニアは11.4ch「VSA-LX805」で、価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格はTX-RZ70が437,800円前後、VSA-LX805が470,800円前後。
オンキヨーのTX-RZ70は、長年培ってきたダイナミックオーディオアンプ技術をベースに、新たなシンメトリック構造を採用。「ハイカレント3段ダーリントンアンプ」、「低NFB回路」、「全チャンネルVLSC回路」の全てが進化し、位相ずれも除去してクリアで正確な音像を再現。正確な音像の大きさやステージ感、空間の広さ、ボーカルのリバーブを表現することで、「オンキヨー AVアンプ史上最高峰の音質」を提供するという。
さらに「Dirac Live」を標準搭載。「Dirac Live Bass Control」にもオプションで対応する。
パイオニアのVSA-LX805は、最新技術とスタジオレベルの高品質な回路を駆使し、11チャンネルアンプ 全てにおいて同じクオリティの「Multi Channel Stereophonic Philosophy」を継承。「製作者の意図通りの音の再現を目指して、スタジオチューニングで培った技術を惜しみなく投入した」という。
オンキヨー TX-RZ70
ブラッシュアップしたハイカレント3段ダーリントンアンプを採用。全チャンネルに、デジタルノイズを除去するフィルター回路「VLSC」を搭載している。
新開発のシンメトリック構造によるディスクリート構成のワイドレンジアンプを搭載。東芝製バイポーラトランジスタを使用した、高いHICC(瞬時電流供給能力)を誇るハイカレント設計、スピーカーを意のままにコントロールするHICCを支える新規大容量カスタムブロックコンデンサー(18,000uF)などを投入している。
さらに、東信工業と共同開発したハイクオリティー音響用コンデンサーも採用。ヒートシンクへのパワートランジスタの固定には、制振効果の高い銅ビス、銅メッキワッシャーを採用し、不要共振を徹底して排除した。
定格出力は210W×11チャンネル。最大出力は250W×11チャンネル。ホームシアターサウンド認定の世界基準であるTHX Certified Selectも取得。
Dirac Liveを標準搭載。複数のリスニングポイントを測定することで、広いエリアのスイートスポットを実現。インパルス応答をもとに時間特性を最適化することで、空間の反射音含めた周波数特性・位相特性を補正。音の定位、明瞭さ、リスニングエリア全体の音響特性を改善するという。
Dirac Live Bass Controlにもオプションで対応。サブウーファーも含めて最適化するため、システムの低音再生がさらに正確になるという。その際、スピーカー間の位相を相関的に調整することで、全ての場所で同時に一貫した低音域のレスポンスが得られる。
HDMIは入力×7、出力×3を装備。HDMI入力6端子が8K/60HzまでのHDMI 2.1対応となっている。ダイナミックHDRフォーマットのDolby VisionとHDR10+にも対応した。
DSD 11.2MHzのネイティブ再生ができるハイレゾ音源再生機能を備え、AirPlay 2にも対応する。音楽配信はSpotify connect、Amazon music HD、Deezer HiFiをサポート。Auro 3DやRoon Readyにも対応。スマホからコンテンツを手軽に再生するChromecast built-inもサポートする。
外形寸法は435×480×201.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は22kg。
パイオニア VSA-LX805
11チャンネルアンプ全てで同じクオリティのMulti Channel Stereophonic Philosophyを継承。DACチップは、ESS製のSABRE DAC「ES9026Pro」を11.2ch全てに採用している。定格出力は220W×11チャンネル、最大出力は260W×11チャンネル。
HDMIやネットワークなどのデジタル部のノイズをアナログ部に影響させないクリーングランド設計を採用。
ルビコンとの共同開発品したPML MUコンデンサーを搭載。「透明感と開放感のある高音質を実現」したとする。
デジタル回路部の信号処理精度を高め、高SN比を実現するために「低ESRコンデンサー」を使用。ネットワーク音声のマスタークロックをDACの高精度発振器に乗り換え、ジッターノイズを大幅に低減するPQFA(Precision Quartz for File Audio)も採用した。
コンテンツに含まれるLFE成分の遅れや位相の反転をリアルタイムで解析し自動的に解消するAuto Phase Control Plusを搭載。
Dirac Liveを標準搭載するほか、オプションでDirac Live Bass Controlにも対応。パイオニア独自の音場補正技術「MCACC Pro」も搭載する。
HDMIは入力×7、出力×3を装備。HDMI入力6端子が、8K/60HzまでのHDMI 2.1で、Dolby VisionとHDR10+もサポートする。
ネットワーク再生は、Spotify connect、Amazon music HD、Deezer HiFiに対応。ハイレゾファイルはDSD 11.2MHzまでネイティブ再生できる。AirPlay 2、Chromecast built-inもサポート。Auro 3D、Roon Readyにも対応する。
外形寸法は435×468×185.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は21.5kg。