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シャープ、約88gで連続16時間使える防水ネックスピーカー

ネックスピーカー「AN-SS3」

シャープは、首にかけて使用する“ネックスピーカー”の新製品として、テレビ視聴やWeb会議のほか、家事や育児等のながら作業に最適な「AN-SS3」を7月22日より発売する。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクを用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後。

2020年7月に発売した「AN-SS2」の後継機。約88gの軽量性・16時間の長時間性能はそのままに、人の声を聴こえやすくする音声調整機能の搭載やLEオーディオ、マルチポイント接続対応など、基本性能を強化。送信機も小さなUSBコネクター型に変更した。

なお、同時発表のパーソナルシアター向けモデル「AN-SX8」は、別記事を参照の事。

同時発表のパーソナルシアター向けモデル「AN-SX8」
シリーズ展開

新しくなったSS3では、耳あな型補聴器「メディカルリスニングプラグ」の開発で培った音声調整技術による「クリアボイスプラス」機能を搭載。側面のボタンで機能をONにすると、会話音声帯域を増幅。人の声がよりクッキリと聴こえるようになるという。またスピーカーも、音が効率よく耳に向かうよう設計したリフレクター構造を採用した。

ブルー
ピンク

本体には、2つのマイクを搭載。これにより、周囲の雑音を除去するノイズリダクションと、口元からの音声を集中的に収音するビームフォーミングを実現。電話やWeb会議などでクリアな音声を届けることができる。マイクミュートボタンも新たに搭載し、簡単にマイクのON/OFFが行なえるようになった。

SS3の大きな特徴が、軽量性と長持ち設計。首にかけても重量が気にならない約88gを実現しつつ、連続約16時間の長時間再生が可能なバッテリーを内蔵(充電時間は2時間半)。スマホのハンズフリー通話やWeb会議はもちろん、耳をふさがないため、ウォーキング中の音楽試聴にも使える。

また、IPX4相当の生活防水にも対応。料理や掃除などで濡れた手での操作や水しぶきなども気にせずに、テレビやラジオなどの音声を耳元で楽しみながら作業できる。

ホワイト
ブラック

ネックスピーカー本体と、付属の送信機はペアリング済みで難しい操作をすることなく、送信機をテレビに接続するだけで使用可能。送信機はUSBオーディオにも対応しているため、パソコンやゲーム機に接続して使用する事もできる。

本体と送信機の接続には、Bluetoothの新規格であるLEオーディオ技術を用いた独自の通信方式を採用。低遅延な通信を実現したという。さらにブロードキャスト機能も備えており、1台の送信機に対して、複数の本体を接続する事もできる。

送信機

スマートフォンやタブレットなどは、送信機を使わずに本体と直接Bluetooth接続が可能。2台のBluetooth対応機器と接続できるマルチポイント接続に対応しており、送信機とBluetooth対応機器との接続は、本体ボタンで切り替えできる。

Bluetoothのバージョンは5.3で、対応プロファイルはHSP、HFP、A2DP、AVRCP、TMAP。コーデックはSBC、AAC、LC3をサポート。

外形寸法は、184×185×18mm(幅×奥行き×厚さ)。重量は、本体が約88g、送信機が約12g。