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NUARL、低域や定位感など調整して“自分音(ね)”探せるイヤフォン
2023年7月14日 12:02
エム・ティ・アイは、NUARLブランドより、独自テクノロジーによって低域の量感と音像の定位感、フィット感を自分好みにカスタムして“自分音(ね)”を探せるという有線イヤフォン「Overture」を、8月11日に発売する。価格は66,000円。
10mm径のDLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動板に7NグレードのOCC(単結晶状高純度無酸素銅線)のボイスコイルを組み合わせた独自の「NUARL DRIVER [N10]v6」ドライバーを搭載した。
最強グレードの高等級ネオジム磁石をボイスコイルの内側と外側の両方に配置した強力なデュアルマグネット磁気回路との組み合わせにより、高精細でありながら豊かなサウンドを奏でるという。
ドライバーの前後を閉塞し、ふたつの独立した空気室を持たせたデュアルチャンバー構造のドライバーモジュールを搭載しており、筐体のサイズに関わらない低域の量感を再現している。
さらにドライバー前面からノズルまでの空気室に、3Dプリントで作成した独自のNUARL Phase Guideを備え、高域の位相干渉を抑え、歪と効能率を両立。伸びやかな高音を実現した。
第3世代ETL音響モジュールをドライバー後室に2基、前室に1基搭載した世界初の「ハイブリッドHDSS」も採用。大音量時の歪みを防止すると同時に、素材からの付帯音を吸収する。
再生音の量感や音の広がり、定位感を調整できる機構として、500Hz以下の低音のみを2dBずつ調整可能な4段階の音調ノズルが長短2種類付属する。イヤーピースも、装着感と遮音性を両立したシリコン製「Block Ear+7」、同じ構造と形状ながら1mm短軸の「Block Ear+6N」、遮音性を高める低反発フォームの「Magic Ear+9」の3種類が付属。好みに合わせた装着感、遮音感を選べる。
筐体は剛性に優れたステンレス鋼を採用。5軸CNC切削加工による複雑な曲線の組み合わせを施して、筐体内部での共鳴を抑制すると同時に、装着しやすい独自のデザインを施した。ドライバーは、組み込み前に100時間のエージングを行なって音質を安定化。ノズル部の素材に真鍮を採用し、筐体を素材を変えることで共振点の分散を図った。
内部の配線や、ケーブルの接続には、日本製の20%銀含PbフリーのSnAgCu(スズギンドウ)半田を使用。ケーブルは4.4mm金メッキ5極プラグに7N OCC 0.06mm/7×7 8芯の銀メッキ銅線を採用したバランス接続仕様で、Pentaconn Earによるリケーブルに対応する。3.5mmアンバランスへの変換ケーブルも付属。こちらも7N OCC 8芯の銀メッキ銅線を使用している。付属ケーブル長は130cm、変換ケーブル長は15cm。
再生周波数帯域は10Hz~40kHz、インピーダンスは16Ω、音圧感度は105dB±3dB/1mW、最大許容入力は20mW。重さは約15g。
持ち運びに便利なPU製イヤフォンケースや、ケーブルを束ねたり、衣服に固定するときに使えるマグネット式ケーブルクリップなどが付属する。
NUARL公式ストアでは、NUARLイヤフォンからのトレードアップサービスも用意。手持ちのNUARLイヤフォンをOvertureに有償交換できる。