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IP68の有機ELタブレット「Galaxy Tab S9」。14.6型も用意
2023年7月27日 12:15
韓国Samsungは7月26日、有機ELの「Dynamic AMOLED 2Xディスプレイ」を採用したタブレットとして、約11型の「Galaxy Tab S9」と約12.4型の「Galaxy Tab S9+」、約14.6型の「Galaxy Tab S9 Ultra」の3機種を発表した。一部の国で7月26日から予約を受け付け、8月11日に発売するが、日本での展開については明かされていない。
同日に開催されたイベント「Galaxy Unpacked」で発表されたもの。Dynamic AMOLED 2XディスプレイとSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを搭載したタブレットで、「壮大な視聴体験とエンターテイメント体験を楽しめる」という。Galaxy Tab Sシリーズとして初めてIP68の防水・防塵にも対応し、屋内外などシーンを問わずに使用できる。IP68準拠のSペンも同梱。
ディスプレイはHDR10+に対応。ダイナミックリフレッシュレートにより、スムーズな反応とバッテリー効率を最適化するためにリフレッシュレートが60Hz~120Hzまで自動調整される。そのほか、70%以上のブルーライトを削減する「目の保護モード」、屋外など明るいシーンを自動検出し、画面を鮮やかに保つ「ビジョンブースター」なども搭載。14.1インチのTab S9 Ultraは16:10のアスペクト比で「テレビや映画を本来の臨場感で楽しめる」とのこと。
約20%大型化したクアッドスピーカーによるAKGスピーカーシステムとDolby Atmosによる迫力あるサウンドも実現。ゲームや音楽鑑賞、ビデオ通話など、用途にあわせてカスタイマイズされたサウンド設定を選択できる。
プロセッサーは全モデルとも、Samsungの最新フラッグシップスマートフォンでも採用しているSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを採用。Galaxyタブレットとしては初めてベイパーチャンバーも搭載した。OSはAndroid 13.0。
付属のSペンは、検索バー、ブラウザ、アプリストアなどにも書き込むことが可能。また新たに双方向充電機能も備えたため、背面にマグネットで固定するとどちらの向きでも充電できる。別売りオプションとして握りやすいテクスチャー素材と広い傾斜角度を備えた「S Pen Creator Edition」も一部の国で展開する。
そのほかバックライト付きキーボードを備えたカバー「Book Cover Keyboard」や「Smart Book Cover」などもオプションとして用意する。
カメラはTab S9がリア約1,300万画素、フロント約1,200万画素(超広角)。Tab S9+とTab S9 Ultraはリアが約1,300万画素AF+800万画素(超広角)、フロントが約1,200万画素+約1,200万画素(超広角)。
メモリは最大16GB、ストレージは最大1TBまでを用意し、全モデルとも最大1TBのmicroSDカードも利用できる。バッテリー容量はTab S9が8,400mAh、Tab S9+が10,090mAh、Tab S9 Ultraが11,200mAh。5GやLTE、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3などに対応し、画面指紋認証を利用できる。
外形寸法と重さは次のとおり。また7月27日11時からは東京・渋谷にある「Galaxy Harajuku」でTab S9シリーズの展示もスタート。国内で唯一、実機を体験できるとのこと。
- Galaxy Tab S9 約165.8×254.3×5.9mm(縦×横×厚み) 約498g(Wi-Fi)/約500g(5G)
- Galaxy Tab S9+ 約185.4×285.4×5.7mm(同上) 約581g(Wi-Fi)/約586g(5G)
- Galaxy Tab S9 Ultra 約208.6×326.4×5.5mm同上 約732g(Wi-Fi)/約737g(5G)
そのほかGalaxy Unpackedでは、折りたたみ式スマートフォンの新モデル「Galaxy Z Flip5」と「Galaxy Z Fold5」、新型スマートウォッチ「Galaxy Watch6」、「Galaxy Watch6 Classic」も発表された。いずれも日本での展開については明かされていない。