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ソニー、カメラの映像モニタリングやフォーカス操作できる新アプリ

ソニーは、映像クリエイター向けの新モバイルアプリ「Monitor & Control」の無償提供をiOS/iPadOS/Android向けに開始した。対応カメラと組み合わせることで、スマ―トフォンやタブレットの大画面からワイヤレス映像モニタリング、フォルスカラー・波形モニター表示、フォーカス操作などができる。9月17日時点での対応カメラはFX3 (Ver. 4.00~)、FX30(Ver. 3.00~)、FX6 (Ver. 3.00~)。

2024年春発売のCineAlta「BURANO」にも対応予定で、'24年春以降にはデジタルカメラ「α1」「α7S III」にも対応を予定するなど、対応カメラは順次拡大する。

スマホ/タブレットをカメラと接続することで、大画面の2ndモニターとして利用可能。ワイヤレス接続のため、離れた場所から撮影開始・停止といったカメラの基本操作、ホワイトバランス、ISOなどの設定ができる。

露出補助ツールも搭載しており、全体の明るさ/輝度を素早く表示するヒストグラム、画像のさまざまな部分の露出レベルを特定するのに役立つ波形モニターを利用できる。どちらもリアルタイムで更新され、撮影のニーズに合わせて自由に非表示やサイズ変更、移動ができる。被写体に最適な露出を設定できるフォルスカラーも利用可能。対応カメラはFX3とFX30。

フォーカスコントロール機能も備える。タッチフォーカスやAF感度調整など、各種フォーカス設定を直感的に操作できる。また、スマホ/タブレットはワイヤレス接続のため、例えば撮影者とは別でタブレット等でカメラ映像の被写体をタップし、リアルタイムトラッキングで被写体追尾できるため、撮影者はフォーカス操作を気にせずカメラワークに集中することもできるという。

画面側部の操作バーを使えば、動画撮影時に直感的なピント合わせが可能。操作バーに「Focus」をアサインし、フォーカスポイントの上限下限を事前に設定すると、思った通りのフォーカス位置で止めることができる。に操作バーの表示倍率は最大350%まで拡大でき、操作範囲やフォーカス精度に合わせ操作しやすく調節可能。FX6では「Iris」も操作バーに設定でき、細かなIris設定を大画面で行なえる。

そのほかピクチャープロファイル/Sceneファイルの設定、LUT切替などの操作にも対応する。Log撮影しながらもLUTを適用して映像表示ができるため、ポストプロダクション後の仕上がりイメージを大画面で確認しながら撮影することができる。

対応OSはiOS/iPadOSが15.7~16.4、Androidが10~13。