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Xreal、ソニー製マイクロOLEDのARグラス。iPhone 15と直接接続可

ARグラス「XREAL Air 2」

日本Xreal(旧日本Nreal)は、ARグラスの新モデルとして、ソニー製の0.55型マイクロOLED(有機EL)を採用した「XREAL Air 2」の予約を、9月21日16時より開始した。価格は54,980円。製品は10月16日から順次発送。カラーはレッドとグレー。

電子制御の調光機能も搭載した「XREAL Air 2 pro」も10月7日から予約を受け付ける。価格は61,980円。カラーはグレーのみ。2モデルの違いは、調光機能のほか、ヒンジのカラーやテンプル部分の形状など。

Air 2については10月16日までに予約した先着1,000名に5,000円相当の予約特典がプレゼントされる。内容は2,500円分のアップルギフトカードや、ARグラスに貼ることで、本体の色を自分好みに変えられる「XREAL Kaleido Kit-グラススキン」(1,500円相当)、提携しているメガネショップで使える1,000円分のクーポン。

従来同様、テンプル先端にUSB-Cポートを備える
USB-Cを採用した「iPhone 15」シリーズと直接接続できるという

テンプルの先端部分にUSB-Cポートがあり、Android端末やゲーム機などと有線接続して使用するARグラス。「動作確認も済んでいる」としており、9月22日に発売されるUSB-C搭載の「iPhone 15」シリーズでも、ケーブル1本で使用できる。iPhone 15シリーズでの使用は、Air 2/Air 2 proだけでなく、発売中のAirなども対応。

ソニーセミコンダクタソリューションズの0.55型マイクロOLEDディスプレイを採用する

ソニー製のマイクロOLEDディスプレイを搭載。解像度はフルHDで、輝度は最大500nits、FOVは46度。あわせて光学エンジンも最新の「AetherXR 3.0」を採用し、より高い画質を実現した。

ディスプレイの発色は1台毎にキャリブレーションしているといい、色差ΔE2000<3となっている。

本体は前モデルから10%軽量化。厚さも10%削減された

デザイン面では、本体の軽量化やテンプル部分をより柔軟な仕様に。重さは72g、厚さは19mmと、どちらも前モデルから10%削減している。装着性を高めるため、エアクッションを使ったノーズパッドも採用した。重量比も50:50を実現しているとのこと。

分散型の冷却機構を採用。ファンなどをテンプルの前方に寄せたことで、より快適に使えるようになったという。

左が新モデル「XREAL Air 2」。テンプル上部にもスピーカー孔が追加された。

サウンドも強化され、プライベートシネマにいるような没入感の「シネマティックサウンドオープンイヤー」を実現したとのこと。具体的にはツルの上部にも2基スピーカーを搭載し、中低音の品質も向上。さらに指向性を持たせたサウンドデザインにより、音漏れも大幅に軽減した。

「XREAL Air 2 pro」は電子制御の調光機能を備える
「XREAL Air 2 pro」電子制御の調光機能デモ

Air 2 proにのみ搭載される電子制御による調光機能は、本体のボタンを押すだけで、レンズ部分の透過率を瞬時に変更できるもので、状況に合わせて映像への没入感を簡単に調節できる。モードは透過率100%の透明モード、同35%の通常モード、同0%の没入モードの3つ。

東京ゲームショウのXREALブース(ブース番号:07-C08)では、XREAL Air 2の試遊体験を実施。10月24日発売予定の「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1」(コナミデジタルエンタテインメント)や発売中の「アプリヴァル モノノ村開拓日記」(アネラゲームスタジオ)などの最新タイトルを、ARグラスを使ってプレイできる。

XREALブース
発表会には共同創業者のChi Xu氏(中央)も来日した