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総務省、テレビない人へのNHK衛星・ラジオのネット配信検討へ

公共放送ワーキンググループにおけるこれまでの検討結果及び今後の検討項目(案)(事務局資料)より

総務省の公共放送ワーキンググループは、NHKの衛星放送やラジオ・国際放送の番組も同時・見逃し配信すべきか否かの検討を開始することを明らかにした。年内を目途に結論を出す。

公共放送ワーキンググループは、NHKのインターネット活用業務の在り方などについて検討する有識者会議。今後の会議では、前述した地上波テレビ放送以外のネット配信のほか、配信すべき情報の範囲や民放との二元体制を維持するための措置、国際放送の在り方なども検討する予定。

公共放送ワーキンググループにおけるこれまでの検討結果及び今後の検討項目(案)(事務局資料)より

同グループは今年8月、テレビなどの受信設備を持たずにインターネットを通じて視聴する者に対しても相応の費用負担を求め、NHKの地上波テレビ放送の同時・見逃し配信をNHKの必須業務とすべきとする案を作成。

そこでは、必須業務化は「NHKの放送番組のインターネットでの視聴を無料から有料にするものではなく、NHKの放送番組をインターネットで視聴できる機会を、テレビなどの受信設備を持たない者に対して新たに広げる」もので、スマートフォンやPC等の通信端末を取得・保有しただけで“受信設備を設置した者”とみなし、費用負担を求めるべきでないとする提言も行なっている。