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今週末は「秋のヘッドフォン祭」。FIIO最上位デスクトップオーディオ「R9」など

フジヤエービックは、10月28日に東京駅八重洲北口直結のステーションコンファレンス東京にて「秋のヘッドフォン祭2023」を開催する。入場料は無料だが、Webでの事前登録が必要。各社が展示予定の新製品を予告している。

エミライ

エミライもFIIOなどの新製品を多数出展予定。

R9

「R7」が人気のデスクトップオーディオ「Rシリーズ」から、その最上位モデル「R9」が参考展示。日本初公開される。

R7の機能性やコンセプトは踏襲しつつ、音質の更なる向上や新たな拡張性を追求。DAC、ヘッドホンアンプ、プリアンプ、Bluetooth送受信、デジタルオーディオプレーヤーなどの機能を⼀台で全てカバーしたオールインワンHiFiデスクトップデバイスとなる。発売時期は今冬の予定。価格は未定だが、グローバルプライスは1,499ドル。

KB3

「KB3」は、“HiFiミュージックメカニカルキーボード”というユニークな製品。テンキーレスミニキーボードにDACとヘッドフォンアンプを搭載する。今冬発売で、グローバルプライスは150ドル。

K9 AKM

「K9 AKM」は、USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプであるK9のDACを最新のAKM製DACチップに置き換えた新モデル。今冬発売で、価格は未定(グローバルプライスは499.99ドル)。

Q15

「Q15」は、DAC内蔵の超弩級ポータブルヘッドフォンアンプ「Q5」の後継モデル。DACはAKMの最新フラグシップチップを搭載予定。今冬発売で、価格は未定。グローバルプライスは399.99ドル。

FT3 32Ω

ヘッドフォンにも新モデルが登場。「FT3 32Ω」は、FT3をより手軽に、ポータブル機器や小型デスクトップ機器でも扱えるように低インピーダンス化した32Ω版。今冬発売で、価格未定。グローバルプライスは299.99ドル。

FT5

「FT5」は、FIIO初のヘッドフォンFT3の好評を受け、オーディオファン向けに設計されたFIIO製開放型ヘッドフォンの上位モデル。今冬発売で、価格未定。グローバルプライス449.99ドル。

BTR15

人気のBluetoothレシーバー「BTR」シリーズの中核「BTR5」の後継機種も登場。モデル名は「BTR15」。BTR7のエッセンスとして人気を集めた機能を踏襲しつつ、価格を抑えた戦略モデル。今冬発売で、価格未定。グローバルプライスは109.99ドル。

KA13

「KA13」は、ハイコストパフォーマンス機KA3をリニューアルし、USB DAC内蔵ヘッドフォンアンプKAシリーズの中核を担う第2世代モデル。今冬発売で、価格未定。グローバルプライスは79.99ドル。

BR13

「BR13」は、Bluetoooth入力を持たない据置きオーディオ製品との接続を想定したBluetooth受信機能搭載のUSB DAC。アクティブスピーカーなどとも組み合わせられる。今冬発売、価格未定。グローバルプライス59.99ドル。

FA19

「FA19」は、片耳あたり計10基のバランスド・アーマチュアドライバーを搭載する、FIIO製マルチBA型IEMの最新フラッグシップ。今冬発売で、グローバルプライスは999.99ドル。

FF3

「FF3S」は、イントラコンカ型「FFシリーズ」の原点となるFF3をリファインしたバージョンアップモデル。今冬発売で、グローバルプライスは89.99ドル。

K11

「K11」は、発表されたばかりの薄型DAC内蔵ヘッドフォンアンプ。Kシリーズのエントリークラスから一新された第二世代製品。K5ProESSの後継機としてエントリーレベルの音質的な底上げを計るとともに、デザインもリニューアル。この価格帯としては異例の4.4mmバランス出力端子も備えている。高さを抑えたスタイリッシュな筐体設計と、Kシリーズ初となるディスプレイも装備し、ユーザービリティーを高めている。11月3日発売で店頭予想価格23,650円前後。

FoKus Prestige

Noble Audioからも新製品が登場。完全ワイヤレスの高級機で、「FoKus Prestige」。「カスタムIEMの無線化」をコンセプトに、音質で高い評価を獲得した「FoKus Mystique」をベースに、イヤフォン本体のシェルやケース外装をスタビライズド・ウッド仕上げに。アンテナ部など内部構成を再設計し、音質の再チューニングを施した限定精算モデルとなる。10月27日発売で、店頭予想価格は103,400円前後。

オーディオテクニカ「鳴神(NARUKAMI)」

左からヘッドフォンアンプ/プリアンプ「HPA-KG NARU」、ヘッドフォン「AW-KG NARU」

オーディオテクニカの超ハイエンドシステム「鳴神(NARUKAMI)」も登場する。ヘッドフォンアンプ/プリアンプ「HPA-KG NARU」とヘッドフォン「AW-KG NARU」のセットで1,320万円(税抜1,200万円)という超弩級システムで、受注生産となる。

なお、「秋のヘッドフォン祭」における試聴予約は既に終了している。その後は、11月18日、19日の2日間にわたり、青山ファーマーズマーケット/国連大学前広場にて開催される「Analog Market 2023」に登場予定。

素材選びに試行錯誤を重ねた末にたどり着いたという希少な木材「黒柿」を、ヘッドフォンアンプ、ヘッドフォンの両方に、ふんだんに使っている。

ヘッドフォンアンプの瞬間最大出力も圧巻で、1,600mW + 1,600mW(32Ω)、1,300mW + 1,300mW(150Ω)、1,000mW + 1,000mW(600Ω)。電子回路部品の電圧増幅段に「ECC83S」を使用したSRPP回路を、そして電流増幅段にヘッドフォンアンプ用に選別された高槻電器工業製の真空管「TA-300B」を使用。特別仕様のアモルファスコア+銀線で作られている出力トランス「LL2765AgAM」を駆動する。

アユート

KANN ULTRA

アユートブースでは、Astell&KernブランドのポータブルオーディオプレーヤーKANNシリーズ第5弾モデル「KANN ULTRA」を展示。11月発売で、直販価格は299,980円前後を予定。

Astell&Kernのプレーヤーで最高峰の出力と、ヘッドフォンアウトとプリアウト/ラインアウトをそれぞれ回路とアンプ設計ごと分離した「トリプル出力モード」の搭載、次世代Octa-Coreプロセッサーと最新UI/UXにより、優れた操作感とサウンドパフォーマンスが楽しめるとしている。DACは、ESS製フラッグシップ「ES9039MPRO」をデュアル構成で採用。最大768kHz/32bitのPCMとDSD512のネイティブ再生に対応する。

final

finalは、フラッグシップ完全ワイヤレスイヤフォン「ZE8000」の後継機となる「ZE8000 MK2」や、フラッグシップヘッドフォン「D8000」の兄弟機「D7000」など、8つの新製品と1つの新サービスの発表会を開催予定。

発表会の開催日時は28日13時15分~14時。先着50名のみ参加可能で事前予約は不要。

発表会では、進化した8Kサウンドを楽しめるという「ZE8000 MK2」や、新しいアプローチによるイマーシブサウンドを実現したという「D7000」のほか、人気ワイヤレスヘッドフォンのカラーバリエーション「UX3000 WHITE」、ハイブリッドノイズキャンセリング+ゲーミングモード搭載のワイヤレスヘッドフォン「UX2000」など、finalブランドの新製品5種を発表予定。

さらにREBとの共同開発モデルとして、有線イヤフォン「E3000」開発チームが共同開発した「GRID01」と、“新しいドンシャリ”を目指した「GEAR01」、DITAブランドの新有線イヤフォン「Project M」の発表も予定している。新サービスとしては、春のヘッドフォン祭で発表した「自分ダミーヘッド」に関する続報も発表する。

トップウイングサイバーサウンドグループ

Mjölnir

Lotooから、据え置き型スタンドアローンタイプのデジタルオーディオプレイヤー「Mjölnir(ミョルニル)」を参考出展。関東で初めての製品版仕様での試聴機となる。

NEO iDSD2

iFi audioからは「NEO iDSD2」が登場。PCM768、DSD512、MQAフルデコード対応のUSB、 S/PDIF、 ロスレスBluetooth-DAC兼ヘッドフォンアンプ。「NEO iDSD」の後継機で、さまざまな改良点があるという。

ZEN CAN Signature Standard

「ZEN CAN Signature Standard」は、ヘッドフォンに合わせたアクティブEQモードを搭載した従来のラインナップとは異なり、「ZEN CANからの純然たるアップグレードが行なわれた」という。初展示。

iFi audio hip-dac3

「iFi audio hip-dac3」は、スマートフォンとUSB C to Cコネクタでの接続が可能となり、iEMatchも搭載。使い勝手がアップしたポータブルDACアンプ。

iCAN Phantom

「iCAN Phantom」は、静電型ヘッドフォンにも対応した真空管搭載ヘッドフォンアンプ兼プリアンプ。試聴機展示は今回が初。多くのバイアス電圧にも対応し、様々な静電型ヘッドフォンをドライブできるという。

SagraDAC 2

XI Audioの「SagraDAC 2」は、R-2R DAC採用の初代「SagraDAC」にボリューム機能、リモートコントロールを追加し、さらに使い勝手が向上したモデル。