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Noble Audio、10万円超の音質特化型完全ワイヤレス「FoKus Prestige」

「FoKus Prestige」ブルー

エミライは、Noble Audioブランドの完全ワイヤレスイヤフォン「FoKus Prestige」を10月27日より発売する。カラーはブルーとブラックの2色。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は103,400円前後。

“Wizard”ジョン・モールトンが一点一点手がける特注仕様のIEM「Universal Prestige」シリーズのデザイン・アイデンティティをモチーフに、“音質特化”のワイヤレスイヤフォンであるFoKusシリーズに「Prestige」の名を冠し、美しいスタビライズド・ウッドを纏った究極のワイヤレスイヤフォンとしている。

ブラック

「FoKus Mystique」をベースに更なる高みを目指して改良を重ね、イヤフォンの内部構成を再設計。聴覚学者・聴覚専門医であるジョン・モールトンにより、Prestigeの名に恥じない特別なチューニングを施したという。

ドライバーは、Knowles製バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー2基と、明瞭で深みのある低域を実現するために特注した8.2mm径ダイナミックドライバー1基を搭載するハイブリッド構成を採用。

各ドライバーのポテンシャルを最大限引き出すため、シェル内部の音響空間に同一線上に並ぶようレイアウトされており、異なるドライバー間の位相差を効果的に排除。BAドライバーには音導管を使用していないため、本来持つ瑞々しい音をそのまま感じられるとする。

木材に樹脂を浸透・硬化させることで安定化と強度を向上しているスタビライズ・ウッドを、イヤフォン本体のシェルと充電ケース部分に採用。FoKus Prestigeに使われているスタビライズ・ウッドは、塗料を含ませた樹脂を採用することで、木目を活かした独特な模様が生み出され、一般的な木材や樹脂の仕上げとは全く異なる、「幾重にも折り重なり深みのある幻想的な世界観を描いた」とのこと。

音質特化型ながら、クリアな通話品質とヒアスルー機能による実用性も両立。マイク位置をフェイスプレート部に設置し、音質にさらなる磨きをかけながらもイヤフォン構造を抜本的に見直すことでクリア音声品質を実現した。

Qualcomm製チップQCC3040を採用し、バッテリー容量は50mAhに増加、アンテナなど内部回路基盤の見直したことで、最大連続再生時間はベースモデルの約7.5時間から約10時間へと向上。

左右のイヤフォンへそれぞれデータを伝送する「TrueWireless Mirroring」に対応するほか、左右イヤフォンのロールスワッピング機能にも対応し、バッテリーの片減りを防止する。

充電ケースの充電時間は1.5時間。イヤフォンを約2.5回フル充電できる。

Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveに対応する。

専用スマホアプリも用意。音楽の再生・停止などのタップ操作のカスタマイズが行なえるほか、様々な音楽ジャンルに合わせたプリセットEQを搭載。EQは調整も行なえるため、非常に細かく設定しながら“いい音”を追求できるとしている。

聴力測定機能も備え、きめ細やかに可聴域を測定し、その分析結果に基づいてFoKus Prestigeの特性を自動でチューニングする。

筐体は長時間の音楽リスニングを前提に設計。カスタムIEMメーカーとしてこれまで開発を行なってきた膨大な耳型のデータを元に設計しており、耳の中にしっかり収まり落ちにくく、また同時に自然と周囲のノイズも抑えるとしている。

イヤーピースはノーマル(S/M/L)、ダブルフランジ(XS/S/M)が付属。そのほか、ポーチ、充電用USBケーブル、USB-C延長アダプターなどが付属する。