ニュース

NTT、逆相の音波で音漏れを打ち消す“耳スピ”に初のネックバンド型

「nwm MBN001」(ダークブラウン)

NTTソノリティは、コンシューマー向け音響ブランドのnwm(ヌーム)より、ブランド初となるネックバンド型の開放型イヤフォン「nwm MBN001」を、11月8日に発売した。カラーはダークブラウンとホワイトベージュ。価格はオープンプライスで、Amazonでの販売価格は12,100円。

「nwm MBN001」(ホワイトベージュ)

“耳スピーカー(耳スピ)”を謳うシリーズの最新モデル。これまでの製品同様、耳元にだけ音を閉じ込めるというNTT開発の「パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)」技術を搭載しているため、開放型ながら音漏れを最小限に抑え、周囲の音にも気付けるという。

PSZ技術は、ある音波(正相)に対して逆相の音波を当てることで音波同士を打ち消し合い、音が聞こえなくなる作用を利用したもの。特殊なハードウェア設計により、特定のエリアに限定した音を再生し、音漏れを最小限に防げる。

同技術を搭載した製品としては有線モデルの「nwm MWE001」、完全ワイヤレスの「nwm MBE001」を発売しており、今回は初のネックバンド型。「イヤフォンにありがちな“落とす”“無くす”といった不安のある方にもおすすめ」という。

ネックバンド部分にはナイロン素材を採用
ドライバー部分

このMBN001では装着感を追求。ネックバンド部分に丈夫ながら肌触りの良いナイロン素材を使うことで、首周りにフィットする。イヤフォン自体も耳に負担がかかりにくい形状とした。

「nwm MBN001」を装着したところ
ネックバンドにはリモコンも備える

最大再生時間はnwm史上最長の20時間で、充電時間は約2時間。ドライバーは12mm径のダイナミック型。Bluetooth 5.3準拠で、コーデックはSBCとAAC、プロファイルはA2DP、HFP、AVRCPをサポートする。2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応する。

IPX5の防水仕様で、通話用のマイクも内蔵した。コードを含めた重さは約23g。充電用USBケーブル(USB Type-A to Type-C)、コードクリップなどが付属する。

完全ワイヤレスモデル「nwm MBE001」の新色ホワイトベージュ

あわせて、発売中の完全ワイヤレスモデル「nwm MBE001」には、“家族や仲間と過ごしていても、ずっと着けていられる”という新色のホワイトベージュを追加。同じく11月8日に発売している。こちらも価格はオープンプライスで、Amazonでの販売価格は24,200円。

ブランド初のCMも。アンバサダーは磯村勇斗

8日に行なわれた「nwm MBN001」発表会にはアンバサダーの磯村勇斗(右)も登場した

新モデル追加にあわせ、ブランド初のCMも制作。イヤフォンの常識を変え、人と人のコミュニケーションを進化させる“耳スピ”の新体験を伝えるアンバサダーとして、「仮面ライダーゴースト」などに出演した俳優・磯村勇斗を起用したCMを制作・公開した。

8日に都内で行なわれた新製品発表会には磯村も登場。「散歩が好きで、普段散歩するときは音楽を聴いているので、耳スピはこれからともに過ごす存在になると思います」と語った。

「撮影のときも思ったんですが、(装着感が)本当に軽くて。着けているのに、着けていないような。撮影中、控え室にいるときも装着していたんですけど、本番に臨むとき『着けなきゃ』と思ってしまうくらいでした」

「人と会話したり、環境音も聞きながら、自分の好きな音楽も楽しめます。音のベールに包まれるような流れ方をしている雰囲気です」

「散歩していても、(耳に)挿し込むタイプのイヤフォンだと、音楽優先になってしまいますが、耳スピなら周囲の鳥の鳴き声なども聞けるので、いいとこ取りの製品だと思います」

撮影したCMについては、共演したふたりが自身より年下だったため、雰囲気作りに苦労したと明かしつつ「最後にスキップするシーンがあるんですが、スキップが下手すぎて……。しかも一番だめだったスキップが使われていて、それだけが恥ずかしいです(笑)」とエピソードを明かした。

【耳スピ】 nwm(ヌーム)CM「新体験」篇 30秒
ブランドアンバサダーを務める磯村勇斗