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にぎやかな場所でもクリアに録音「DJI Mic 2」登場。32bit Float対応

ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」のトランスミッター

DJIは、新たなワイヤレスマイク「DJI Mic 2」を発表した。直販サイトで販売を開始しており、価格は「トランスミッター×2 + レシーバー×1 + 充電ケース」セットが52,800円、「トランスミッター×1 + レシーバー×1」セットが35,530円。単品価格は、トランスミッターが16,060円、DJI ラベリアマイクが6,380円、DJI Mic 2 充電ケースが11,220円。

レシーバー
充電ケースにトランスミッターやレシーバーを収納したところ

「録音技術が大きく向上した」としており、「様々な種類の音声が混在している環境でも、高品質の音声を収録できる」という。無指向性録音に対応し、クリアな音声を録音できるように最適化。「楽しいVlog動画やシリアスなインタビュー映像の撮影など、様々な撮影シナリオで、優れた品質の音声を録音する」とのこと。

「スマート ノイズキャンセリング」に対応し、人や車が行き交う街中や混み合った室内で撮影する際でも、環境ノイズを効果的に低減し、クリアな音声を録音。風が強い環境や、素早く移動するようなシーンでも、同梱のウィンドスクリーンを使用すれば、「風ノイズが低減され、屋外の撮影でもクリアな音声を録音する」という。

ただし、DJI Mic 2 トランスミッターがBluetooth経由でスマホに接続されている場合、スマート ノイズキャンセリング機能は利用できない。

「Safety Track」機能も搭載。メインの音声トラックの他に、音量を6dB下げた状態のバックアップ用のセカンドトラックも録音。音源の音量が急激に大きくなった場合に備えられる。「ロックコンサートのような大音量の非常に複雑な音声環境の中でも、驚くほど簡単にバランスの取れた音声を収録する」とのこと。

ユーザーを考慮に入れたデザインも採用。充電ケースは、高級感のある金属を用いたミニマルデザイン。新たに追加されたラッチ機構により、不意の落下を防止している。

使用イメージ

カラーはシャドーブラックとパールホワイトを用意。セットアップもシンプルになり、充電ケースで充電中に、レシーバーとトランスミッターは自動でペアリングされ、充電ケースを開ければすぐにDJI Mic 2を使い始められる。

Osmo Action 4やOsmo Pocket 3といったDJI製品、Bluetooth対応のスマホとシームレスに接続可能。USB-CやLightningアダプター経由のデジタル出力や、3.5mm TRSケーブルを使用したアナログ出力も可能。

タッチ画面を搭載し、指先で簡単に操作できる。1.1型のOLEDタッチディスプレイにダイヤルを備え、必要な情報に素早くアクセス。音量、ゲイン、画面輝度なども調整できる。

トランスミッターはマグネットクリップに対応。衣服の目立たない場所に素早く取り付けられる。デュアルチャンネル録音にも対応し、同時に2種類の音源から音声を録音可能。

トランスミッターには8GBのストレージを内蔵。最大14時間分、非圧縮48kHz/24bitでの録音が可能。32bit Floatでの収録にも対応。後編集で、より柔軟な微調整ができる。重量は28g。

干渉や障害物のない開けた場所では、最大250mの音声伝送を実現。各トランスミッターとレシーバーは、最大駆動時間6時間を実現。充電ケースを使えば、最大18時間の使用が可能。レシーバーの重量は28g。充電ケースの重量は200gで、3,250mAhのバッテリーを搭載している。