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Meze Audio最上位の平面駆動ヘッドフォンが進化「Empyrean II」

「Empyrean II」

実電気は、Meze Audioの最高峰モデルをさらに進化させたという開放型の平面磁界駆動型ヘッドフォン「Empyrean II」を、1月26日に発売した。価格は44万円。

2018年に日本発売された平面磁界駆動型ヘッドフォン「Empyrean(エンピリアン)」のサウンドをさらに磨き上げ、サウンドステージの解像度、細部の表現、クリアで正確な音像を実現したという。

ドライバーはEmpyreanで高い評価を受けている等磁力ハイブリッド配列ドライバー。スイッチバック型コイルとスパイラル型コイルが、ドライバー内でひとつに融合されたユニークな形状により、耳に自然で正確な音を伝えられる。

またスイッチバック型コイルは主に低域を、スパイラル型コイルは中高域を効率的に再生するため、中高域を遅延なく鼓膜へ届けるための最適なコイルパターンとなっている。

ヘッドフォンのサウンドエンジンの一部として機能するというイヤーパッドは新開発の「Duo」を採用。レザーフォームをベースにアルカンターラ製カバーを使っており「調和とバランスの取れたトーン(音色)はジャンルを問わず美しいサウンドを響かせる」とのこと。

再生周波数帯域は8Hz~110kHz、インピーダンスは32Ω、最大音圧は130dB、感度は105dB SPL@1kHz,1V。

グリルはデザインを一新

筐体は、CNC加工されたアルミニウムフレームのマットブラック塗装仕上げ。グリルはデザインを一新し、「芳醇で、タイムレスなアートデコならではのパターンが、マットブラックのフレームと調和」するという。

特許出願中のサスペンションヘッドバンドにより、レザーヘッドレストの接触面を増加させ、不快な圧力を緩和。オプションとして角度付きイヤーパッド「Angled アルカンターライヤーパッド」も同梱されており、耳へのフィット感を高めて、より快適な装着感にすることもできる。

長期使用も考慮した修理しやすい構造となっており、交換可能なイヤーパッドから高性能な素材まで、ヘッドフォンの筐体の全パーツはMezeの技術チームにより修理・分解が可能となっている。

重さは385g(イヤーパッドなし)で、専用キャリーケースや6.3mmのPCUHDシルバーアップグレードケーブルなどが付属する。