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FYNE AUDIO、60kHzの超高域を360度放射するスーパーツイーター

SuperTrax

アクシスは、FYNE AUDIOブランドのスーパーツイーター「SuperTrax」を3月に発売する。価格はペア75万円(税別)。

ダイヤフラムに新素材のTPCD薄層カーボンを採用し、FYNE AUDIOの特許技術Tractrix(トラクトリックス)プロファイルで構築されたディフューザーとのコンビネーションによって、60kHzに迫る超高域エネルギーを高効率で360度全方位に放射させることを可能とした無指向性スーパーツイーター。

IsoFlareポイントソースドライバーとの組み合わせで最適な動作をするが、それに限らず、いかなるシステムにおいても、その優れた高域拡散能力により、リアリティーに満ちた音質改善効果をもたらすという。

独自のドーム型薄層カーボンダイヤフラム(TPCD)により、振動板のブレークアップポイントは、アルミニウム、チタン、マグネシウムなどの素材が呈する約20kHzから32kHzの周波数より高い60kHzを実現。人間の聴覚をはるかに超えた帯域に及ぶ超高域エネルギーによってスピーカーの周波数応答エリアを拡張し、高域スペクトルにおける位相精度を向上する。

その効果は音楽の倍音の完全性を復元し、ダイナミック・ディテールを強化し、空間の広がり感を向上させるなど、「高域の忠実度に対する直接的な向上作用にとどまらず、中低域の響きの質感さえ改善させるほどの聴感作用を生み、音楽のあらゆるディテールを鮮やかに解き放つ」としている。

本体には±3dBのHF出力コントロールを装備。最大98dBから最小92dBまで調整できる。また、ドライバーのシャーシーを接地して、無線周波数の干渉による細部の遮蔽を防ぐためのアース端子を装備している。

周波数特性は16kHz〜60kHz。インピーダンスは8Ω。感度は98dB(2.83V@1m)。外形寸法は140×257×80mm(幅×奥行き×高さ)。重量は990g(1本あたり)。