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Fyne Audio、最新IsoFlareドライバ搭載の“ヴィンテージ”スピーカー

Vintageシリーズ(写真左)と、Classicシリーズ

AXISS(アクシス)は、レトロデザインな筐体に最新技術を組み合わせた、Fyne Audioの新しいスピーカーシステム「Fyne Vintage」を12月より発売する。外観・ユニットの異なる2シリーズ「Vintage」および「Classic」をラインナップし、価格は75万円(税別)から。

Fyne Audioは、Tannoyでエンジニアリング・ディレクターを務めた経験を持つポール・ミルズ博士など、ハイエンドオーディオ業界の関係者らが2017年に起ち上げたスコットランドのスピーカーブランド。

今回の新モデルは、ミルズ博士らが開発したハイエンド「F1」シリーズを、“時代を超えた特徴的な2つのデザインに現代風にアレンジ”したモデル。「クラシックなスタイルのラウドスピーカーが、徹底的に現代的な音響性能を持ち、既存のFyne Audioラウドスピーカーシリーズに新たな広がりと次元を加えることに成功した」としている。

Classicシリーズ

Classicシリーズ  ※価格は税別
・ブックシェルフ型「Classic VIII SM」(8インチIsoFlareドライバ) 75万円
・フロア型「Classic VIII」(8インチIsoFlareドライバ) 98万円
・フロア型「Classic X」(10インチIsoFlareドライバ) 140万円
・フロア型「Classic XII」(12インチIsoFlareドライバ) 185万円

ウォルナット材を使用したハンドフィニッシュ仕上げで、コントラストに優れたブラックバッフルを採用したシリーズ。

モデルは、ブックシェルフ型「VIII SM」、フロア型「VIII」「X」「XII」の4機種展開。いずれも2ウェイで、キャビネット下部に低域用ポートを実装する。

パーソナルなルームチューニングのためのミニマルなアナログコントロールと、独自のBassTraxポートディフューザーを採用。トラディショナルなキャビネット形状にもかかわらず、優れたバフォーマンスを引き出しているという。

マルチファイバー低周波ドライブユニットコーンに75mmチタンドーム(VIIIとVIII SMは25mmマグネシウムドーム)と、フェライトモーターコンプレッションツイーターを組み合わせたFyneFluteサラウンドを持つ最新の「IsoFlareドライバー」を搭載。この組み合わせにより、自然な等方性音響放射を実現し、真に球形で時間的に整列した波面が、軸外でも驚異的なイメージングを可能にする、としている。

クロスオーバーには、各モデルに特化した厳選部品を投入。前面に装備したプレゼンスとエナジーという2つのコントロールによって、サウンド・イメージングの細やかな調整も可能という。

Vintageシリーズ

Vintageシリーズ  ※価格は税別
・フロア型「Vintage Ten」(10インチIsoFlareドライバ) 360万円
・フロア型「Vintage Twelve」(12インチIsoFlareドライバ) 470万円
・フロア型「Vintage Fifteen」(15インチIsoFlareドライバ) 590万円

“レトロなスタイルとモダンなエンジニアリングの融合”という、ミルズ博士の開発理念を具現化したモデル。フロア型「Ten」「Twelve」「Fifteen」の3機種展開。

Classicシリーズ同様、マルチファイバーコーンLFユニットとネオジウムマグネットシステムで駆動する75mmチタンドームコンプレッションツイーターを組み合わせた「IsoFlareドライバー」を採用。クロスオーバーはディープ・クライオジェニック処理を施し、3つのモデルで最適化したプレミアムBassTraxポートを実装した。

これらFyneテクノロジーにより、定在波を低減。機械的なパフォーマンスを最適化するために輪郭づけされた、特注のハンドビルド・ツインキャビティ・バーチプライ・キャビネットにシームレスに統合したという。

各キャビネットは、厳選したウォルナット材とバーレッドウォルナット材を使用。アルマイト仕上げのゴールドメタルでアクセントが付けられており、時代を超えたユニークなスタイルになっているという。

キャビネットには、アナログ・ダイヤル式のプレゼンス・コントロール、およびエナジー・コントロールを装備した。