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Beat Audioからリケーブル2種。構造一新の「Emerald MKIII」

「Emerald MKIII」

ミックスウェーブは、Beat Audioのアップグレード用イヤフォンケーブル「Signal MKIII」と「Emerald MKIII」を、3月29日に発売する。それぞれ4-Wireモデルと8-Wireモデルを用意し、どちらも価格はオープンプライス。店頭予想価格は、Signal MKIIIの4-Wireモデルが72,000円前後、8-Wireモデルが104,800円前後、Emerald MKIIIの4-Wireモデルが94,800円前後、8-Wireモデルが136,900円前後。

イヤフォン側コネクタはMMCXとCustom、プラグ形状は3.5mmステレオミニ、2.5mmバランス、4.4mmバランスをラインナップする。

Signal MKIII

「Signal MKIII」

Signalシリーズの第3世代モデル。シリーズの特徴である解像度やディテール表現の伝統を受け継ぎ、「複雑な音楽に潜む細かなディテールを逃すことなく捉える能力を向上させ、あらゆる面で過去モデルを凌駕し、多くのリスナーに驚くべき音楽体験を提供するケーブル」だという。

前モデル比でセパレーションを30%強化。これにより、トラックごとの音を探すことなく、瞬時に耳を傾けることができるという。中音域は豊かで、高音域は滑らかに伸び、楽器の混信を防ぐ。

ふたつの異なる配合の銀合金導体を採用し、明るいシルバーとチャコールブラックの導体にデザインした。中心軸には純銅の低域強化コアがあり、バランスの取れた分離だけでなく、低域のパワフルさも兼ね備える。

ケーブルスリーブは、素材の配合を見直して独自の配分に改良することで、透明感があり柔らかく取り回しやすいものに。このスリーブはBeat Audioのフラグシップモデルにも採用されており、前作よりも柔らかく、絡まりにくいという。ケーブル長は約120cm。

Emerald MKIII

シリーズで初めて構造革新を行ない、コアを一新することで低域の包み込みとふくよかさを強化したという。メインコアとリボン状のスパイラル構造を分離させるため、ふたつの間にアイソレーションレイヤーを追加。これにより形状の異なる素材が、それぞれの機能をより発揮できるようになった。

その結果「さまざまな音色の違いがより際立ち、素材が提供するノイズのない無音と相まって、メリハリと息をのむような聴覚体験を生み出す」とのこと。

メインコアには、銀をベースに6種類のマテリアルを含んだ合金を採用し、その合金を撚り合わせた外周に銀を磨き上げて制作したリボンを巻いた、スパイラル構造を取り入れた。これにより表面積が広くなるため、信号伝達の効率が向上し、ロスなく音を伝えられるようになった。

こちらのケーブルスリーブも、Beat Audioの最新技術を採用したもの。スリーブ素材の配合を見直し独自の配分に改良することで、透明感があり柔らかく取り回しの良いケーブルスリーブに仕上げられている。ケーブル長は約120cm。