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米ソニー、「アリーナ最前列サウンド」のBTスピーカーとヘッドフォン「ULT POWER SOUND」
2024年4月12日 12:01
米ソニーは、「アリーナの最前列に飛び込んだようなサウンドが楽しめる」という新シリーズ「ULT POWER SOUND」を発表し、そのシリーズ製品として、Bluetoothスピーカー3機種とノイズキャンセリングヘッドフォン1機種を発表した。現地ではすでに予約受付を開始しているが、日本での展開については触れられていない。
ラインナップはBluetoothスピーカーがキャスター付きのタワー型「ULT TOWER 10」と、中型の「ULT FIELD 7」、ポータブルサイズの「ULT FIELD 1」。ワイヤレスヘッドフォンは「ULT WEAR」。価格はULT TOWER 10が1,199.99ドル、ULT FIELD 7が499.99ドル、ULT FIELD 1が129.99ドル、ULT WEARが199.99ドル。
全モデルとも「ULTボタン」を搭載しており、これを押すことで低域がブーストされ、音楽フェスの最前列にいるような音楽体験が味わえるという。
ULT TOWER 10
今回のラインナップでもっとも大型のスピーカーとなるULT TOWER 10は、バッテリー非搭載の据え置き型。X-Balanced Speaker Unitを採用し、ウーファーと2基のミッドレンジドライバー、4基のツイーターを搭載する。ツイーターは本体の前後に各2基ずつ搭載し、360度に音を広げるという。
ULTボタンを本体上部に搭載。ボタンを押すと、より沈み込みのある低域が味わえる「ULT1」、よりパワフルでパンチ感のある低域の「ULT2」の2種類のサウンドモードを選択できる。
ワイヤレスマイクが付属するほか、本体にマイク・ギター用の入力端子を備え、カラオケも楽しめる。ライティング機能も搭載。外形寸法は約418×428×1,106mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約29kg。
ULT FIELD 7
バッテリーを搭載し、屋内外で利用できる中型モデル。X-Balanced Speaker Unitを採用し、ウーファーとツイーターを各2基ずつ搭載する。バッテリー持続時間は最大30時間。
ULT TOWER 10と同様、ULT1とULT2の2種類のサウンドモードを選択可能。ライティング機構を備えるほか、本体両端の切り欠き部分がハンドルを兼ねており、持ち運びに便利だという。
マイク・ギター用の入力端子やエコー、キーコントロールボタンを備え、カラオケも楽しめる。外形寸法は約512×222×224mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約6.3kg。
ULT FIELD 1
今回発表されたBluetoothスピーカーのなかで、もっともコンパクトなモデル。最大12時間再生可能なバッテリーを搭載している。ドライバー構成は約83×42mm径のウーファー1基と、16mm径ツイーター×1基。
サウンドモードに種類はなく、本体上部のULTボタンを押すことで、「パワフルなサウンドと強化された低域」が楽しめるという。マイク入力なども非搭載。
本体には着脱可能なマルチウェイストラップが装着されており、吊るしながら使うことも可能。縦置き、横置きの両方に対応する。外形寸法は約206×76×77mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約650g。
ULT WEAR
発表されたULT POWER SOUNDシリーズのなかで唯一のヘッドフォンモデル。ハウジング部分にULTボタンを搭載し、ULT1とULT2の2種類のサウンドモードを選択できる。ハウジングはタッチ操作にも対応した。
専用設計の40mm径ダイナミックドライバーを搭載。統合プロセッサーV1も採用し、ノイズキャンセリング、アップスケーリングのDSEEも利用できる。バッテリー持続時間は最大30時間、10分の充電で最大5時間使用できる急速充電にも対応する。
BluetoothコーデックはSBC、AAC、LDACをサポート。2台の端末に同時接続できるマルチポイント接続も利用できる。本体は折りたたんでコンパクトに持ち運べる。重さは約255g。