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ソニー製有機ELで「市場でもっとも明るい」XRグラス「VITURE Pro」

「VITURE Pro」

VITUREは、ソニー製の0.55型有機EL(OLED)ディスプレイを採用し「XRグラス市場でもっとも明るい」とするスマートグラス「VITURE Pro」の予約を日米同時に5月21日より開始した。価格は74,880円。発送は6月末以降予定。カラーはジェットブラック。また日本市場限定でアーティストのGACKTとコラボレーションしたマシュマロホワイトも数量限定で用意する。

「VITURE Pro モバイルドック」
「VITURE x 8BitDo Ultimate C Bluetooth コントローラー」

あわせて、前モデルからバッテリーが強化されたモバイルドック「VITURE Pro モバイルドック」(21,800円)や、ゲーム周辺機器メーカー・8BitDoとコラボレーションしたオリジナルデザインのゲームコントローラー「VITURE x 8BitDo Ultimate C Bluetooth コントローラー」(5,480円)も同時発表された。

「VITURE Pro」(ジェットブラック)

メガネの外観はそのままに、ソニーセミコンダクタソリューションズ製のOLEDパネルを中心としたコア部材を刷新。表示できる画面サイズが前モデルから10%拡大して最大135型/フルHDとなったほか、輝度が従来の1,800nitから4,000nitまで向上。実際にユーザーの目に届く画面の明るさも1,000nit以上だという。

GACKTとコラボしたマシュマロホワイトモデル

そのほか、最大120Hzリフレッシュレートへの対応、前モデルから3度広い視野角(FoV)46度も実現している。スマートフォンなどと接続するUSBケーブルはマグネットを使った独自仕様で、メガネのツル部に接続する。なお、新モデル登場に伴い「VITURE One XRグラス」は生産完了となる。

マシュマロホワイトには、GACKTロゴ入りレンズフードが同梱される

GACKTコラボモデルとなる数量限定のマシュマロホワイトは、特製パッケージにGACKTロゴ入りレンズフードが同梱される。

前モデルに引き続き、メガネのグラス部分に電子調光機能を搭載。遮光率も従来から0.5%向上し最大99.5%となり「屋外の明るさに左右されず没入感あふれる視聴体験で映像やゲームをお楽しみいただける」という。遮光率は0.5%と40%の2段階で、メガネ側面のボタンで調整可能。遮光率が変わる速度も0.1秒以内に高速化されている。

度数調整ダイヤル(0.00D > -5.00D)も引き続き搭載しており、軽度の近視であれば追加のレンズを用意することなく使用できる。内蔵スピーカーはHARMANと共同開発した空間オーディオシステム。そのほかアンチグレア加工により映り込みを低減したほか、画面上の明るさ・音量ゲージ表示、色表現の強化なども施された。

あわせてアプリ「SpaceWalker」もアップデートされ、MacBookではマルチ画面・ウルトラワイド画面の構築が可能に。最大3枚、計4種類のレイアウトを選択できる。なおWindows版アプリは開発中。

またアプリと組み合わせると、首の角度にあわせて自動でメガネの遮光率を変更する機能も利用可能。例えばMacBookのキーボードを見ようと首を下に傾けると遮光率を下げて手元を確認できるようにし、首を上に戻すと遮光率を上げて仮想ディスプレイが視認しやすくするといった動作が自動で行なわれる。

アプリにはトラックパッドモードが追加される

スマートフォンと組み合わせた際は、スマホをレーザーポインターのように使って操作することが可能だが、新たにトラックパッドモードを搭載。スマホのディスプレイをトラックパッドがわりにできるもので、操作の際にスマホを持ち上げる必要がなくなる。

「VITURE Pro モバイルドック」はHDMIポートや、スマートグラス接続用のUSB Type-Cポートなどを搭載

VITURE Pro モバイルドックは、Nintendo Switchなどと組み合わせて使うもの。バッテリー容量が40%強化され、Switch接続時で最大7時間、iPhone 15接続時で最大12時間、HDMI接続時で最大18時間の駆動が可能となった。従来モデル同様、最大2台のメガネを接続できるが、新たに2台同時での3D映画視聴にも対応している。

VITURE x 8BitDo Ultimate C Bluetooth コントローラーは、Switchとの互換性を確保したモデルで、加速度センサーや6軸モーションセンサーなどを内蔵する。新モデル発売を記念し、先着200名には「VITURE×8BitDo Ultimate C Bluetooth コントローラーがプレゼントされる。

メガネと組み合わせて使用できるネックバンドも継続販売されるが、アップデートによりゲームに特化したAI「ゲーミングウィザード」が利用できるようになる。独自のLLMモデルを使ったもので、ゲームに関連する質問に回答。アクションゲーム「ELDEN RING」で「このボスの倒し方は?」と尋ねると回答を表示してくれるという。発売時点では英語のみの対応だが、今後日本語にも対応予定。

新モデルを身に着けたVITURE創業者・Gonglue Jiang氏

VITURE公式サイトで購入