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アップル、A17 Proチップ採用の新型「iPad mini」

A17 Proチップを採用した新型「iPad mini」

アップルは、A17 Proチップを採用し、独自AI「Apple Intelligence」に対応した新型「iPad mini」を10月23日に発売する。価格はWi-Fiモデルで78,800円から、Wi-Fi+Cellularモデルが104,800円から。ストレージ容量は128/256/512GBの3種類で、カラーバリエーションはスペースグレイ、ブルー、パープル、スターライト。すでに予約を受け付けている。

A17 Proチップは2基の高性能コアと4基の高効率コアを備えた6コアCPUと、5コアGPU、16コアNeural Engineで構成。前モデルのiPad miniに搭載されていたA15 Bionicチップから、CPU性能は30%、GPU性能は25%向上し、「デザイナー、パイロット、医師などが使うプロ向けアプリを含め、まったく新しい体験がもたらされ、ユーザーが写真を編集したり、より臨場感あふれるARアプリケーションを体験したりするのがこれまで以上に高速になる」という。

miHoYoのアクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」のような高い処理能力が必要で、グラフィックを駆使するAAAゲームも外出先で簡単にプレイできるという

ゲーム向けの機能としても、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングのほか、Dynamic Cachingとハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングに対応している。

日本では2025年に登場予定のパーソナルインテリジェントシステム「Apple Intelligence」のために設計されており「言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、パーソナルコンテクストにもとづいて、日々のタスクをシンプルにしてよりすばやくこなせる」という。Apple Intelligenceの初期機能は、10月中に提供されるiPadOS 18.1で、まずは米国英語向けに利用可能になる。

スペースグレイモデル

ディスプレイは8.3型のLiquid Retinaディスプレイで、解像度は2,266×1,488ドット/326ppi。広色域(P3)やTrue Toneをサポートする。輝度は500ニト。本体上下にスピーカーを備え、横向き時にステレオスピーカーとして機能する。

背面カメラ

背面カメラは1,200万画素の広角でf値は1.8。最大5倍のデジタルズームを利用できるほか、スマートHDR 4により、さらに精細で鮮やかな写真が撮影できるという。最大4K/60pのビデオ撮影も可能。前面カメラは1,200万画素の超広角でf値は2.4。センターフレーム機能に対応し、ビデオ通話時はつねにユーザーの顔を捉え続けるという。

前世代よりも最大2倍高性能なWi-Fi 6Eに対応。Wi-Fi+CellularモデルではSIMカードスロットがなくなり、eSIMのみ利用できる。充電/通信に利用できるUSB-Cポートは前世代から最大2倍高速化され、最大10Gbpsのデータ転送が可能。

バッテリー駆動時間はWi-Fi経由でのネット利用/ビデオ再生時で最大10時間、Wi-Fi+Cellularモデルで携帯電話データネットワークを使ってのネット利用時は最大9時間。

Apple Pencil Proを利用可能

Apple Pencilは、Apple Pencil Proと、Apple Pencil(USB-C)が利用可能。Apple Pencil Proではユーザーのスクイーズ(指で強く押した状態)を感知してツールパレットを表示でき、「創作活動を妨げることなく、ツール、線の太さ、色のすべてをすばやく切り替えられる」とする。マグネットインターフェイスを使って、iPad miniとペアリング、充電でき、保管もできる。

筐体は100%再生アルミニウム製で、外形寸法は195.4×134.8×6.3mm(縦×横×厚み)、重さはWi-Fiモデルが293g、Wi-Fi+Cellularモデルが297g。USB-C充電ケーブル(1m)や20W USB-C電源アダプタが付属する。

ブルーモデル
パープルモデル
スターライトモデル