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「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」3月開催。庵野秀明企画・プロデュース

(C)東北新社/著作総監修 西崎彰司

東北新社は、「宇宙戦艦ヤマト」が放送50周年を迎えたことを記念し、庵野秀明氏が企画・プロデュースした「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」を、3月15日~31日まで東京・西武渋谷店で開催する。入場チケットは2月8日10時販売開始で、大人前売り券が2,500円、プレミアムグッズ付きチケットも5,000円で用意する。

  • 大人:前売り券 2,500円/当日券 2,700円
  • 子供:前売り券 1,300円/当日券 1,500円(小学生以上、高校生以下)
  • プレミアグッズ付きチケット:5,000円
    ※未就学児無料。保護者(18歳以上)同伴で入場のこと

プレミアムグッズ付きチケットは、特製アクリルスタンド(画・庵野秀明)との引き換えが行なえるもので、当日会場でグッズと引き換えられる。同チケットは数量限定で、上限数に達し次第販売終了。

会場は西武渋谷店 A館 7階・2階特設会場。開催時間は10時~20時(最終入場19時30分)。なお、3月15日は決算棚卸のため19時(最終入場18時30分)までの営業となる。店舗所在地は東京都渋谷区宇田川町21-1。

「『宇宙戦艦ヤマト』との出会いがなければ、今の自分はなかった」と語る庵野氏が企画・プロデュースを手がけ、アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)が保管する資料のなかから、当時の企画書やキャラクター/メカニックなどの設定画をはじめとする資料の展示、企画展オリジナルグッズの販売などが予定されている。

(C)東北新社/著作総監修 西崎彰司
(C)東北新社/著作総監修 西崎彰司
(C)東北新社/著作総監修 西崎彰司
(C)東北新社/著作総監修 西崎彰司

展示される資料は、立ち上げ当時の幻の企画書から、さまざまな設定資料や背景画、セル画などの中間資料をテレビシリーズの29万6千光年の航路、26話のエピソードに沿って展示。「作品を追体験しながら、アニメ史の礎を築いた名作の原点を魅力を感じられる展示」になるという。

紙資料に加え、1974年の初代ヤマトから現在上映されているリメイクシリーズに至るまでの「宇宙戦艦ヤマト」の歴史を大年表空間で時系列に紹介。当時のレコードや懐かしのアイテムをはじめ、巨大ヤマト艦の模型も展示する。

会場限定のオリジナルグッズも多数販売するほか、西武渋谷店の4階にある「365cafe」とのコラボカフェも開催。宇宙戦艦ヤマトをイメージした特別メニュー、名場面をモチーフにした料理やドリンクを楽しみながら、作品の世界観に浸ることができる。

さらに、展示会場と同フロアにある紀伊國屋書店ではヤマトフェアを開催。ヤマト関連書籍を集めたフェアや、50周年企画として発売される書籍の予約受け付けを行なう。そのほかにも西武渋谷店内で「ヤマトをお楽しみいただける企画」を予定しているとのこと。詳細は後日、公式サイトで発表される。

2025年は昭和からちょうど100年という節目の年で、宇宙戦艦ヤマトのTV放送と同時期に建設され、多くの文化的イベントを支えてきた西武渋谷店が開催地となっている。

庵野氏が率いるカラーは、「宇宙戦艦ヤマト」をベースとした新作アニメ映像を制作する権利を獲得しており、2025年からのプロダクション開始を目標に、新作劇場作品の企画を進めている。

庵野秀明氏コメント

日本の「アニメ」は、半世紀前の1974年10月6日に放映された『宇宙戦艦ヤマト』から始まりました。
その時『宇宙戦艦ヤマト』というエポックな作品に出会わなければ、今の自分は無かったと思います。
その「ヤマト」に多大な恩と人生に影響を受けた感謝と敬意と恩返しを込めて、『宇宙戦艦ヤマト』の現存している資料を可能な限り後世に遺し、全記録展のような形でより多くの人に、観て、知って、心に感動を記憶し、広く世界に伝えて頂ければ幸いです。
先ずはこの3月、東京渋谷から始めて行きたいと思います。
よろしくお願い致します。

庵野秀明