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SONORE、USB DACをネットワーク対応させる「ultraRendu Plus」。全面的に回路刷新
2025年2月17日 13:20
TOP WING Cybersound Groupは、米SONOREの新製品として、USB DACをネットワークオーディオ機器として利用可能にするネットワーク・アタッチト・レシーバー(NAR)「ultraRendu Plus」を21日に発売する。価格は165,000円。
独自OSであるSonicorbiterを搭載する「Rendu」シリーズの中では、ベーシックなLAN(RJ45)入力を備えたエントリーモデル。前機種「ultraRendu」から全面的に回路を刷新している。
OSはSonicorbiter 2.9を採用。Sonicobiter 2.9へのアップデートと合わせ、ultraRendu Plusのハードウェアを2.9に最適化。CPUの処理負荷を抑え、ノイズフロアを低減させた。
汎用OSと異なり、軽量かつ一定の負荷で動作することで、ノイズフロアを低く抑えられるとしており、「ネットワークオーディオで高音質を達成するには、ソフトウェアとCPUをはじめとしたハードウェアの連携は欠かせない。いくらソフトウェアが軽量でもCPU、USB、ネットワーク回路などに最適化できていなければ無駄な処理が発生する」とのこと。
さらに、USB回路では、冗長なパーツ類を排除して、シグナルパスを最短化。さらなる低インピーダンス化が達成でき、電圧変動を抑えたという。クロック回路は、全体的な回路の最適化の成果として他の回路からの干渉を抑えるため、物理的に離れた箇所に移動。あわせて、複数の回路にクロック信号を分配するクロックバッファーを最適化している。
これら対策の結果として、前機種ultraRenduと比べて、低いクロック位相ノイズを達成したという。
他にも、6個の高品質超低ノイズのレギュレーター、単一周波数超低ジッターFemtoクロックを採用。電源ノイズを最小にし、Femtoクロックにより、「USB-DACへのデータ出力を新次元のクオリティで達成できている」とのこと。
入力はギガビットイーサネット対応のRJ45端子。出力はUSB Audio Class 2.0準拠USB-A端子。対応フォーマットはPCMが768kHz、DSD512(Native/DoP)。対応ネットワークプロトコルはDLNA/OpenHome、Roon RAAT、Spotify Connect、HQ Player NAAに対応する。電源はACアダプターが付属。
外形寸法は11×11.2×3cm(幅×奥行き×高さ)で、重量は248.5g。