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「ジェットエンジンの轟音をも歪みなく収音」大口径ステレオマイク搭載ZOOMレコーダー
2025年3月24日 12:41
ZOOM(ズーム)は、19.4mm大口径XYステレオマイクを搭載したハンディレコーダー「H5studio」を3月下旬より発売する。価格はオープン。直販サイトでの販売予定価格は42,900円。
業界初を謳う、大型サイズのステレオマイクを搭載しているのが特徴。最高192kHzサンプリング/32bitフロートの音質で、最大6トラック(4トラック+ステレオMix)の同時録音も行なえる。
XYステレオマイクには、19.4mmの大口径ダイヤフラムを採用。スタジオマイクに匹敵する高いS/N比と、「ジェットエンジンの轟音をも歪みなく収音できる」という最大140dB SPLの耐音圧設計により、レコーダー内蔵マイク史上最大のダイナミックレンジ123dBを実現。フラットな周波数特性と、低域から高域まで優れた指向特性を維持することで、原音に忠実なステレオイメージの収音を可能とした。
2系統のXLR/TRSフォーン入力には、Fシリーズと同じ高品質プリアンプを採用し、EIN-127dBuの超低ノイズを実現。デュアルAD回路と32bit Float処理の組み合わせにより、圧倒的なダイナミックレンジ132dBを達成。小さな音から大きな音まで、ノイズや歪みによる失敗のないレコーディング性能を目指した。
歪みのない録音が可能な「32bit Float」と、広く汎用的に利用できる「16/24bit Fixed」の録音モードを用意し、専用スイッチで確実に切り替えることが可能。専用GAINノブを装備し、素早く直感的なゲイン調整が行なえる。
最高192kHzのサンプリングレートに対応しており、最大6トラック(4トラック+ステレオMix)の同時録音が可能。高品質での録音や、専用ノブで調整したステレオミックスをその場で録音するなど、様々な現場で使用できる。
Fシリーズに採用されているAdvancedリミッターを搭載。1ミリ秒のディレイでピークレベルを先読み。「信号がデジタルフルスケールを超えても録音結果に歪みが生じない」とのこと。Advancedリミッターを使用することで、16/24bit Fixed録音中の歪みの回避や、32bit Float録音での録音後のピークノーマライズを不要にできる。
2系統のXLR/TRSフォーン入力は+48Vファンタム電源に対応し、コンデンサマイクを直接接続できる。また+4dBuのラインレベルにも対応し、PAミキサーや業務用カメラのライン出力を歪みなく入力可能。XLRケーブルの抜けを防ぐロック機構も搭載する。3.5mmステレオミニのLINE/MIC IN端子を装備し、プラグインパワー供給にも対応。ラベリアマイクなどの使用できる。
単3アルカリ電池4本で約15時間駆動。ACアダプタ(AD-17)やUSBモバイルバッテリーでも駆動する。
外形寸法は206×86×54.6mm(縦×横×厚さ)で、電池を含む重量は410g。専用ケース、ヘアリーウィンドスクリーン、USB-Cケーブルなどを同梱する。