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Hisense「ゲームモード・ウルトラ」で165HzリフレッシュレートのミニLED液晶TV。海外発表
2025年3月31日 11:58
米Hisenseは、ミニLEDバックライトと量子ドット技術を組み合わせた液晶テレビ「ULED」の2025年モデルとして、U6/U7/U8/U9の全4シリーズを発表した。いずれも2025年内に発売予定で、このうちU7シリーズは米国で4月15日、欧州で5月15日に発売予定。
フラッグシップモデル「ULED X」シリーズの技術を受け継いだというAI搭載の映像プロセッサー「Hi-View AI Engine X」をU9に、「Hi-View AI Engine Pro」をU7/U8に搭載した。
「サイズだけでなく、現実世界でのパフォーマンスを追求した」といい、この新AIプロセッサーにより、コントラストや色制度、動きのスムーズさをリアルタイムで調整。「あらゆる種類のコンテンツでリアルな映像と、滑らかな動きを実現する」と謳う。
ディスプレイでは、ミニLEDバックライトのローカルディミングを進化させたほか、最新の量子ドット技術を採り入れることで、画質を向上。さらにゲーム向け機能として、AI主導のモーション処理、最大165Hzのリフレッシュレートをサポートする「ゲームモード・ウルトラ」、Dolby Vision Gamingサポートなども実現している。
U9シリーズでは75型と85型に加え、新たに65型モデルを導入。これまで以上に簡単に、シネマグレードのエンターテインメントを家庭で楽しめるという。AI 4Kアップスケーラーや、AIノイズリダクション、AIローカルディミング、AI HDRアップスケーラー、AIデプスエンハンサーといった映像強化技術を利用できる。
パネルは従来モデルからピーク輝度が強化されたほか、Ultra LRパネルにより反射を低減。超広視野角で、どの角度からも鮮やかな映像を視聴できる。165Hzのネイティブリフレッシュレートも実現している。CineStage X SurroundとDolby Atmos、DTS Virtual Xにより、4.1.2ch(75/85型は5.1.2ch)のマルチチャンネルサウンドも楽しめる。
U8シリーズは「ホームエンターテインメントの可能性を再定義する」というモデル。Hi-View AI Engine Proにより、輝度、コントラスト、色彩がリアルタイムで自動調整され、あらゆるシーンで最高の画質を提供するとのこと。最大ピーク輝度は5,000nitsで、拡張ローカルディミングゾーンにより、より深い黒、高いハイライトとコントラストを実現した。
165Hzのネイティブリフレッシュレート対応や、Dolby Vision、Dolby Vision IO、HDR10+、IMAX Enhancedなどをサポート。出力82WのDolby Atmos対応4.1.2chマルチチャンネルサウンドシステムも搭載している。
U7シリーズは、1,000ドル以下という手の届きやすい価格で高機能を提供するというミッドクラスモデル。165Hzのネイティブリフレッシュレートに加え、ゲームブースターによる288Hzリフレッシュレート、Dolby Vision Gaming、FreeSync Premium Proをサポートすることで、次世代ゲーム機や高速PCゲームに最適化。「入力遅延や画面のティアリングを最小限に抑える」という。パネルはAGLRアンチグレア低反射パネル。
サウンド面では出力60Wの2.1.2chマルチチャンネルシステムを搭載。サイズ展開は55~100型で、「大画面のゲームやスポーツ・エンターテインメントを圧倒的な価格で提供する点で競合他社を圧倒している。プレミアム価格を付けずにハイエンドの性能を求めるゲーマーやスポーツファンにとって、究極の選択肢となる」とのこと。
U6シリーズは、「100型までのラインナップにミニLEDのパワーをもたらすことで、エントリー・プレミアム・エンターテインメントを再定義し、大画面視聴をより身近にする」というモデル。リフレッシュレートは最大144Hz。
OSとしてFire TVを搭載し、シームレスで直感的な操作を実現。Alexa対応の音声リモコンを使って、コンテンツを簡単に検索できる。Dolby VisionやDolby Atmos、HDR10+アダプティブなどをサポートする。サイズ展開は55型~100型。